CAFE・カフェ・CAFE
読者からの投稿欄に なぜかカフェの紹介が多くなりました。
そこで、カフェの話題をまとめて独立させたのがこのページです。
あなたのお気に入りのカフェなど、ふるってご紹介下さい。
(内容は掲載時点のものです)

公園が見渡せる「宮の森珈琲月寒公園店」  (17.12)
 10月(2017年)に月寒公園近辺をブラ歩きした時、道を挟んで公園に面した住宅街の一角にカフェがあるのを発見。「カフェ空」というような名前だったと思います。残念ながら、改装中でした。
 で、12月中旬の某日、暇だったので、もうオープンしたのだろうと訪ねてみました。と、看板が「宮の森珈琲」に替わっていました。ああ、そういうことなんですね。
 入ると、1階はカウンター席のみで「2階へどうぞ」との案内。階段を上って左が喫煙席、右が禁煙席で、両方とも窓から公園が見通せます。禁煙席の方が少し広いようで、ピアノもあって、なにかやることもあるのかな? 店内はどこもすっきりときれいな感じに好感が持てます。
 メニューはいろいろあるようで、何がお勧めか聞いてみると、「当店は珈琲がお勧めなんです」とのこと。他には?という顔をしていると、「パンケーキがいいですよ。スフレに近いつくりでー」の説明。そこで、クラシックプレーンパンケーキとコーヒーのセットを注文。
 確かに、パンケーキはホットケーキというよりスフレと言った方が分りやすいフワフワ感と厚みで、アイスクリームとバターが乗っています。さらにキイチゴやブルーベリーなどのつぶつぶ感があるジャムみたいなソースみたいなのが付いています。それとハチミツかメイプルシロップ風の入った小さなピッチャー。
 さらに、「試食用です」とティラミス及び一盛りのホイップクリームのサービス。そのホイップを珈琲に入れて楽しみました。これはいつも付いているとは限らないわけで、運が良かったと思います。
 他に、ピザ、カレー、パスタなども各種あるようです。スタッフも感じが良くて、また行きたいと思います。車は4台ほど駐まれそうでした。
札幌市豊平区美園12条7丁目3−3
電話=011−827−7255
営業時間=11時=22時(金・土・祝前日23時)
定休日=水曜日・第3火曜日

石山で発見、ケーキのおいしい「FREESTONE」 (中央区・IRさん) (15.12)
 南区石山にあるケーキの美味しいカフェを見つけました。札幌軟石で出来た古い建物で当初は倉庫として利用されていたような感じです。入ってすぐの階段を上がるとショーケースがあり何種類ものケーキが並んでいます。広いフローリングの床に古木の太い柱、高い天井には太い梁…年季を感じさせる内装です。テーブルや椅子もレトロな落ち着いた木彫で20席ほど。
 気になるケーキですが、市内の洋菓子店で8年間修行を積んだ店主が作っているとのこと。シュークリーム100円からショートケーキが350円でお手頃なお値段です。ショーケースの中を覗きながら、その日はこのお店の看板メニューで「ごまのシュークリーム」「チーズタルト」「イチゴのショートケーキ」をチョイス。そしてハンドドリップで淹れたこの店自慢というコーヒーをいただきました。ケーキは甘さ抑え目で優しい味わい、コーヒーも飲みやすく満足できるお茶タイムとなりました。
 ケーキだけ買いにくる人もいるようです。他に、カウンターには日本酒やウイスキーなど酒類も置いてあります。金・土曜・祝日前は24時まで営業と書いてありすので、夜はお酒も飲めるわけですね。帰りがけ階段を降りるところで、何気なく店主らしき人と会話しました。「階段に昇降機の椅子がついているんですね」と言ったら「はい、90キロまでなんです。私は乗れません。アハハ…」という返事でした。少々ふとっちょのパティシエのようです。
 場所は230号線石山通りを南方向へ、石山1−3の信号を左折し道なりに行って石山2−3の信号を右に曲がってまもなく左側にあります。あるいは453号線を南方向へ向かって石山の「ぽすとかん」を通り過ぎ石山2−3の信号を過ぎて左側になります。郵便局の向かい側です。ちなみにこの辺はその昔、定山渓鉄道の石切山駅があった所だそうです。石造りの建物が多く、この店の名にも「stone」をつけたようです。
札幌市南区石山2条3丁目14ー24
電話 011−215−1211
営業=日曜日〜木曜日 10時〜20 金・土・祝日前 10時〜24時 定休水曜日

中島公園近くの「丸美珈琲」2号店です。 (中央区・IRさん ) (14.02)
 「丸美珈琲」はコーヒー好きなら知る人ぞ知る店ですが、中島公園近くに2号店ができたと聞いたので行ってきました。 護国神社の西側で行啓通りに面したビルの1階にあります。派手な看板もなく、店内もすっきり広々とした明るいスタイリッシュな雰囲気の店でした。
 入ってレジでメニューを見て注文と支払いを済ませ、席に付いて少々 待ちます。この日は本日のおすすめコーヒーのコスタリカとリーフパイ&クッキーを注文。  この店構えなのに、コーヒーは370円でおつりが来るのでお手頃です。カップはマグカップか大きなテイクアウト用の紙コップを選べますが料 金は同じ。で、量の入る紙コップを選択してたっぷりと呑みました 。注文を受けてから一杯ずつ落としたコーヒーがいい香りです。 お菓子は300円位だったかな〜? 後口すっきりとした味わいでコーヒーの旨味の余韻をしばらく楽しめま した。
 2人がけのテーブル席とベンチがいくつかあり好きな場所に座ることが できます。カウンターにはクッキーなどお菓子が販売されていますが、パンなど食べ物の持ち込みがOKで『コーヒーをご注文いただければ、お気軽 にどうぞ』という、とてもカジュアルなスタイル。
 『丸美珈琲』オーナー後藤栄二郎さんは、2009年にドイツで行われ たコーヒーのカップリング大会に日本代表で参加し、世界3位を獲得し たコーヒーのマイスター。そして、2013年焙煎の日本大会では第3ハ 位。そんなコーヒーのスペシャリストとして業界で有名になった人。 その腕を活かし、南1西1の本店ではコーヒーのうんちくや美味しい入 れ方教室を開いています。(筆者もその受講した1人ですが)
 よくあるフランチャイズ店とは1味も2味も違うこだわりのコーヒーが 味わえる店、といったところでしょうか。
中央区南14条西6丁目5−1(KCメープルコート1階)
電話=011−513−8338
営業時間=9:00〜19:00時 (月〜金)8:00〜19:00時 (土・日・祝 )


東区栄町の「和田珈琲館」を紹介するってわけでもないのですが…。 ( 央区・サカタさん) (14.01)
 仕事の訪問先から帰社途中、「和田珈琲館」の看板が見えました。東区北49条東16丁目の南北メーンストリートです。ちょっとひと休みしながら、上司への報告を下書きメモすることに。
 店内は意外に広くて窓側の4人席や、中央に2人席が沢山ありますが、そのあたりは何となく「お一人様」では落ち着けない雰囲気。そこで、カウンターの一番奥の席に。
 「今月の珈琲」の張り紙が見えたので、「あれをお願いします」というと、若い女性店員が「ゼンジですか?」と聞くので、よく分からないけど「はい」と答えると、「本日のコーヒーのありますが」と言われる。別な張り紙を見ると「本日のコーヒー ブラジル トミオフクダ」とあります。これもよく分からないけど、「あ、じゃあそれにします」ということに。改めて張り紙を見直すと、先のは「今月の珈琲 ZENJI 450円」。帰りのお勘定で気がつくと、「本日」の方は420円だった。安い方を奨められた?  さて、メモ紙を取り出したのですが、カウンター中央あたりにいて若い男性店員に話しかける中高年オバサンの声が耳障りです。店員は向こうの方にいるので、自然と声が大きくなるのか、多分そうでなくてもこのオバサンは大声なのでしょう。これでは、頭の中で考えながらのメモ下書きはむり。仕方ないので、オバサンの会話内容をメモってみました。
 話題その1。オバサンの姉は年の割に若く見えるとか。若く見えるけど、実はひどいお婆ちゃんだよ。結婚していないし、みんなに若いって言われる。私が,髪を短く切らせて、洋服を片っ端から捨てさせて、若い服装にさせた。でなきゃ、一緒に歩かないって言ってね。ブランド物の高い洋服やバッグ(本当はバックと発音)なんだけど、私が片っ端からごみ袋に入れて、何個も捨てた。でも、本人も今の格好したら、やっぱり前のは捨てて良かったっていってるわ。
 話題その2。ご亭主がハワイへゴルフに行ったとか。ゴルフ代も入れて1人40万円くらいかかる。この前はサイパンへ行った。ハワイは私も予約したんだけど、期間が長すぎて、パスポートも切れてるから、3万円払ってキャンセルした。4人で行く予定が3人になったけど、向こうで1人参加するからゴルフにはちょうどいいんだわ。うちの旦那、入退院していたから、食べるものなんかに手間がかかる。父ちゃん行っちゃったし、いないと楽だわ。来週もここへご飯食べに来るわ。
 話題その3。今日も、私も雪はねしたわ。雪、もういいね。まだ降る? イヤー、まだ1月中旬だもんね。雪は,もう間にあったわ。
 …て、ったくアホラシイけど、折角メモしたので「でんまが」に送ります。写真も撮っておきましたよ。
 このお店、 コーヒーにはかなりこだわっているようです。食事メニューも豊富のようです。休業日、営業時間などちょっとと分かりません。
札幌市東区北49条東16丁目7−3
電話=011−785−5778


森彦4号店・鉄工所を再生した「Plantation」 (「でんまが」カンケー者) (12.01)
 民家や工場跡など古い建物を再生して特徴あるカフェにしている「森彦」の4号店として2011年6月オープン。菊水の表通りからちょっと入った分かりずらい場所にある。迷いながら口コミで訪れる客が多い模様。外までコーヒーの香りが漂っていて、鉄工所跡の建物だと思って探せば、まあ見つかる。
 入り口はやはりガランとした工場風で「ここでいいの?」と思うが、赤いシトロエンが置かれていて、店のドアが見える。1階は大きな焙煎器、ショーケースや厨房などがあって、カフェは2階へ上がる。工場の鉄骨が丸出しでそのまま生かされ、広いスペースに階下が見下ろせる長いカウンター席、中央に大きなテーブル、その周りに2人、4人などの席があって、おおよそ30人の収容。照度を抑えた照明で、席と席が離れていて、ゆったり出来る。ただし、それでも向こうの席のオバサンの無遠慮な大声は結構響く。ガラス張りの喫煙室を設け、分煙しているので嫌煙派にも不満がない。
  テーブルにはバランスが悪い丸底のガラス器にちょっとした生花。壁際に何カ所かダッチコーヒーの水を滴らす器具が据えられ、その下に浅いガラスの水盤がある。ポトッと落ちる水滴が波紋を描く仕掛け。女性スタッフに「水がこぼれないの?」と聞くと、「朝晩取り除いています」とのこと。そりゃそうでしょう。
 コーヒーはエスプレッソとドリップの各種あり。ドリップのマイルドブレンドを注文、しかしこれはかなりの濃さで、ミルクをタップリ入れて飲んだ。最近多い濃いめのタイプで、味は上々。メニューは本日のランチプレート1000円、ランチデザート+ドリンク650円など色々。クロックムッシュが評判のよう。
白石区菊水8条2丁目1−27
電話=011−827−8868
営業時間=11:00−22:30(LO22:00)
定休日=水曜日(祝日の場合翌日)

「倉式珈琲店」札幌中島公園店を12月1日オープン (編集部) (11.12)
 サンマルクの中島公園店と同じ敷地にあった和食の「みもざ」が最近カフェに業態チェンジしたいうウワサ。と思っていたら、割引券がついたチラシが配られてきました。早速探検に。同じサンマルクのチェーンの「倉式珈琲店」に模様替えしたのが真相でした。サンマルクは岡山県倉敷市が発祥の地のはずですが、なぜか店名は「倉式」なんですね。
 店内は内装、椅子やテーブルなど「みもざ」の時と同じ。厨房だった場所にカウンター席が設けられたのがちょっとした違いだと思われます。84席だそうですが、落ち着いた雰囲気でかなりゆったりと広いです。
 「本日ストレートコーヒー」はパプアニューギニアだったのですが、最近はやりのカフェに多い少し苦めの味。倉式ブレンド、ソフトブレンドなどもサイフォンに1.5杯分はいって330円。ちなみに一番高いのでもウインナーコーヒー、豆乳ラテ、カフェモカが430円とお手軽値段。中島公園点のお奨めはフルーツとソフトクリームをトッピング、メープルシロップとキャラメル、チョコソースでいただく名物スイーツトースト(470円・セット740円)など、だそう。
 モーニングセットが7時〜13時までなので、ランチだ代わりにもなりそう。「倉式トーストモーニング」はコーヒー(倉式ブレンド、本日のストレート、ソフト)、ゆで卵、サラダ、トースト付きで500円。「ホットサンドモーニング」はコーヒー(同)にフレンチトースト又はホット卵サンド、サラダ付きで600円と手頃。 ランチ(11時〜14時)はボリュームサラダ、サンドイッチ、サイフォン珈琲の各種から1品ずつをチョイスして700円から。いずれもプラス料金で変更できるメニューがそろっています。
 この場所はもともと札幌で有名なお金持ちの邸宅だったところで、今も庭の風情などにその雰囲気が残っていて、窓からの眺めも秀逸。広いので他人の話し声が余り気にならないところも長所。女性グループのおしゃべりの場として格好のようです。
中央区南16条西5-1-13
電話 =011−520−3113
営業時間=8:00−24:00
定休日=特ににない模様

新琴似の住宅街にこんな洒落たカフェが (北区・GTさん) (11.06)
 新琴似の住宅街に最近誕生した素敵なカフェ「Cafe WAWAWA」を紹介します。この周辺は所々に昔からの地主さんの邸宅があります。その一角ででの5番通沿いJR高架の少し北側に2011年4月にオープンしたのだそうですが、私はすぐ近所にいながら気がつきませんでした。というのも立派な庭のある邸宅の敷地の片隅にあり、敷地に入らなければカフェだとは分からないからです。あまり商売熱心ではないのかも。 定年を少し繰り上げて退職したご主人と奥さんが経営していて、「儲けることが目的でなく、趣味でやっているんでしょう」と聞くとご主人は「いえいえ、そんなことはありません」とのことですが。
 店内はかなり広く、薪ストーブをしつらえたメーンのフロアの他に、奥まったスペース、窓が表に面した場所があります。ご主人は壁をコンコンと叩いて、「ベニヤ張りで安く仕上げているんです」と謙遜しますが、内装、デザインがなかなかモダンでしっくり。
 日替わりランチプレート(11時?14時・ドリンク付き)880円はデザート素材のヨーグルト以外は全て野菜、果物で構成されているそう。ドリンクはコーヒー・紅茶・ウーロン茶から選択。ショウガ焼き定食・ハンバーグ定食が700円、食後のコーヒー・紅茶は150円。トースセット・ホットサンドセット500円、ドリンクはコーヒー・紅茶・ジュースから選びます。  単品のドリンク類はブレンドコーヒーや紅茶、アイスコーヒー・アイスティーがほとんど400円という控えめなお値段なので気軽に立ち寄れます。
 ちなみに、店名はご主人の名前に「和」の字があり、平和や人の輪への思いを込めて「WAWAWA]と3つならべたとのこと。
北区新琴似10条3丁目2−7
電話=011−764−0166
営業時間=10;00−19;00
定休=毎週木曜・第1水曜・祝祭日

旧りんご倉庫の沢田珈琲店  (「でんまが」カンケイ者)
 平岸にある沢田珈琲店に久しぶりに入ってみました。かなり以前から何度も足を運んだ店で、石造りの旧りんご倉庫をカフェに改装して、クラシックな雰囲気を醸し出した店です。1階の奥の方にはクラシックカメラが置かれていたり,古いピアノがあってライブなども出来るようです。珈琲は自家焙煎で豆の販売もやっています。
 実は初めて2階席に上がってみました。2人用3席、4人用2席、6人用1席があり、ロフト風になっているので1階が見下ろせます。以前からお気に入りの店なのですが、改めてこの店の特徴は、と見渡すと確かに石造りで、古い木の骨組みを生かした懐かしい雰囲気はあるのですが、近頃この手の店が増えており、特別なことではないように思えます。
 観葉植物の葉が枯れているのが目障りで、そこここに置いた造花がトイレの消臭剤風で背後の石壁と実にマッチしません。これはない方がいいです。ゆったりくつろげる店のイメージでしたが、伝票に「2時間以上ご利用の場合、追加注文お願いします」とわざとらしい。こんなことを書いているカフェは初めて見ました。トーストセットを注文したところ「スープとコーヒーは一緒にお持ちしますか」と聞かれ、「珈琲は少し後にして」というと面倒そうな顔だったので「一緒でいいです」ということにしました。
 ここのコーヒーはさすが、というイメージを持っていたのですが、アメリカンを注文すると薄すぎて香りが乏しく残念です。トーストにシナモンシュガーが添えられていたので、アメリカンにミルクを多めに入れ、シナモンを振りかけてみると、「このやり方はあり」という感じでした。
 追伸 なぜか森永の「塩キャラメル」が1個ずつサービスされていたのがご愛敬です。
札幌市豊平区平岸2条6丁目2-27
電話=011-831-9313
営業時間=[月-金] 10:00 - 19:00  [土] 10:00 - 20:00

Cafe.Lunch 斉藤ファーム (西区・E主婦さん)
 西区発寒駅の近くにはこれといった店はないと思いますが、この「斉藤ファーム」は特徴がはっきりしているお勧めのスポットだと思います。 イオン発寒店の西側、ラッキーと 老人ホーム「まきばの郷」の間にレンガ造りの古い牧舎とサイロがあります。かつて三谷牧場だった建物は札幌市の都市景観重要建築物に指定されています。 看板などは目立たないのですが、木立に囲まれた牧場跡のれんがづくりのサイロが分かりやすい。れんが牧舎を回転ずしトッピー社長の斉藤さんが改装して始めたのがこの店だそう。
 入り口にコーヒーの焙煎設備があり、自家焙煎だと分かります。店内はさすがにガランと広く天井が高いです。内装には素朴な木材をふんだんにつかい、カントリー風のつくり。奥の左右にロフト席、左手の壁にそった席はついたてで仕切られて、隣の席を気にせずに会話できそう。テーブルや壁に灯油ランプが置かれ、いい雰囲気を醸し出しています。冬場はちょっと寒いと感じる人も多いようです。帰り際に気づいたのですが、入り口に膝掛けが用意されていました。
 おすすめは日替わりランチ(1000円)で.北海道産玄米を少し胚芽を残して自家精米したご飯と、昆布だしから手作りした味噌汁はおかわり自由。十勝黒毛和牛ハンバーグステーキ(1350円)は最高級A−5を使用、卵、牛乳、小麦粉などの道産素材にもこだわっているようです。十勝黒毛和牛ステーキは2500円。コーヒーはブレンド各種500円など。
 某日昼下がり、ブレンドコーヒーとサンドイッチを注文。なかなか時間がかかります。そのうち若い女性スタッフが「すみません。お先にコーヒーをお持ちしました」と置いていく。カウンターを見ると別な若い女性が懸命にサンドイッチづくりにいそしんでいる模様。最後にたどたどしく切って、その包丁の切れ味が悪そうに見える感じ。やっと出てきた品は、パンの耳が焦げ加減だったり、玉子焼きもちょっと焼きすぎの感じながら、なにか店の雰囲気と見事にマッチした素朴さ。妙に感心させられました。
 夜7時から9時までの間にピアノ演奏もあるので、ゆっくりディナーを楽しむのもよさそうです。
札幌市西区発寒8条13丁目
電話=011−661−8111
営業時間=午前11時〜銀や12時 年中無休

カフェD×M (ディーバイエム) (「でんまが」カンケー者)
 先ごろこの欄で紹介した「カフェ 森彦」の3号店で2010年3月オープン。同じチェーン店を紹介するのは気が引けますが、こちらはかなり性格が違っています。北海道ガスの向かい側で、このあたりは古い町工場、商店、それらが廃業した跡などが混然とした街並み。D×Mもそんな工場跡の建物を再生したもので、なかなかモダンな造りと言ってよさそうです。古い木造軸組構造をそのままに、中2階、2階がロフト風。外壁に「OPEN」と出ていますが、店の名前がよく分からない感じ、ところが平日の昼下がりなのにかなりの客入りでした。女性同士、カップルが多いようです。
 1階に焙煎設備、レジ、ドーナツのショーケースなどがあり、ここで注文してから階段を上り席に着きます。暑い日だったので、アイスコーヒーを注文、ドーナツが美味しそうなので品定めしていると、スタッフが「ドーナツ2個とドリンクで800円のセットになっています」との説明で、それに従うことに。名前はよく分かりませんがまん丸い形の中にハスカップが入ったのと、リングの回りにタップリとナッツがこびりついたのをチョイス。ハスカップはしっかりした量が入っていて、酸味と甘味がGOOD、ボリュームもたっぷり。ナッツは想像どおりの味で、これもなかなかでした。
 アイスコーヒー、水のグラスが両方とも2重ガラスになっていて、内の冷たさが外に伝わりにくい、外の温度が中身を温くしない、さてどっちが目的か。多分両方でしょう。外側が水滴で濡れない特性もあります。感心していたら、それを販売していることが帰り際に分かりました。
 行ったときは店の前の駐車場が満杯で、やむを得ずサッポロファクトリーの駐車場を利用、3丁ほどぶらぶら歩き。これが、結構通りの雰囲気を楽しめる。帰りに見ると駐車場が空いている。まあ、世の中、そんなものでしょう。
札幌市中央区北3状東6丁目356番地
電話=011−211−0034
営業時間=11時ー22時30分(LO22時)

街中にあるのに森に囲まれたようなカフェ (「でんまが」カンケー者)
 中央区南2西26,裏参道の一本南側の分かりにくい小路を入っていくと、鬱蒼と木がからまった古い家があって、よく見るとそれが「森彦」というカフェ。築50年ほどのこじんまりした古民家を改装した店。急な階段を上る2階もあって、窓の外には山ぶどうがからみついて街中なのに山の中の一軒家に迷い込んだ雰囲気がある。敷居の跡などが残り、かつてはここが押し入れで、ここが床の間か、天井を外して吹き抜けに改装したらしい、といった感じも楽しめる。
 オーナーは市川草介さんというそうで、店の感じに似合った名前。試行錯誤の末に自家焙煎にこぎ着けたコーヒーは、ドリップにも気を遣っていて「ブレンド」がなかなかの風味。そのブレンドが500円、モカ550円といったお値段。パイナップルのシフォンケーキ(350円)は限りなくパンに近い感じ(個人的感想)だったが、青リンゴのムース、カルパドス風味のムースにルバーブジャムをあしらったの(写真=400円)を複雑な名前に惹かれて注文してみると、香りがある甘酸っぱい味が秀逸。これ、お勧めですが、毎日あるわけではなさそう。
 店内はまちまちの古い木製テーブル、椅子が無造作に置かれているようで、シュガーポットなどもばらばらなのが、妙に調和感がある。コーヒー豆も販売しており、向かい側に駐車場あり。
札幌市中央区南2条西26丁目2−18
電話=011−622−8880
営業時間=12時〜22時30分 定休=不定

藻岩下のスローな時間が流れるカフェです (中央区・R太郎パパさん)
 あくせくした時代ですから、「スローな時間が流れる」なんて聞くと言い感じですが、そうでもない場合も。 南区藻岩下のカフェ、「Rovaniemi ロヴァニエミ」へ行ってみました。店名はフィンランドのサンタクロースが住むと言われる都市名からつけた、2009年3月オープンの比較的新しい店。この近辺にはいくつかの洒落たカフェ、ケーキ店、レストランなどがある注目のスポットです。
 狭い入り口で靴をスリッパに履き替えて入ると、店内は窓際に4席、フロアに4人がけと2人がけのテーブル各1、つまり10人で満席という店。オフホワイトの壁と、テーブルの薄茶色が明るく落ち着いた雰囲気で、花が彩りをそえます。中央に色々サイズのローソクが展示されていました。
 カフェオレを注文すると「時間がかかりますがいいですか」と言われ、何と15分もかかるとのこと。それで文句があるなら帰れ、と言うことかといささかゲンナリ。他に客は3組。それぞれに注文の品が運ばれるのに時間がかかっています。トイレへ行ったり、店外へ出て電話したり時間をつぶして、10分以上経ったころに「すみません」と言いつつ水が出てきて、結局コーヒーにありつけたのは20分ほどすぎてから。
 その間、店の女性は何かと忙しそうなのですが、多分要領がわるくてスローなのだと思われます。コーヒーを飲み終わり次第退散。「お時間を頂戴してすみません」とていねいな言葉で、全く悪気はなさそうです。腹立たしい気持ちもなくなって、「参った、参った」と思いながら引き上げました。
 ちなみにブレンドコーヒー500円、カフェオレ600円、本日のケーキは「いちごサンドのシフォン」と「いちごのチーズプディング」、本日のパンとスープのセットは「ジャガイモのグラタンとガーリックフランスパン、かぼちゃのスープ」でした。  
札幌市南区藻岩下3丁目11−24
電話=011−582−5251
営業時間=11時30分~19時 定休=水・木曜定休

円山西町の洒落たあか抜けないカフェを紹介します。 (中央区 R・Yさん)
 雑誌で変わったカフェを発見、訪ねてみたのですが、誌面にあった内容は確かにその通りのようでも、どうしてあんなに褒めすぎるのか、という疑問を感じます。
 店の名は「P・O」と一応実名をぼかしておきます。円山西町の動物園裏の本通りから一本引っ込んだところにある目立たない店です。なにしろ看板がありません。入り口階段の下を覗くと、ドアに店名の札がついていて、実はそこは入り口でなく(押しても引いても開かない)、迷いながらさらに降りて、何も書いていないドアを開けると店でした。まあ、それもありでしょう。
 カウンターに女性スタッフの姿があって、すぐに引っ込んでしまい、待たされることややしばし。やがて他の客にコーヒーを出したついでに、こちらのテーブルにものも言わずぬっと顔を突き出したので、一番安い700円のコーヒー(ソフト)を注文、彼女は無言で立ち去り、さらにジリジリするほど待たされて、やっとコーヒーが出てきた。「お待たせしました」のひと言もなし。水が来たのはその後。
 雑誌によれば「ゆったりと流れる時間と贅沢なロケーション 癒しの時間に華を添えるのが、美味しいスイーツとコーヒー」とのこと。全面ガラスの窓外は小川を挟んで木立があり、眺めはまずまず。といっても向こう側の目障りな民家が残念。それは店の責任ではないにしても、トドマツ?に枯れた下枝がいっぱいぶら下がっているのは気が利かない。
 店内はゆったり、客席は4人掛けが4つ。テーブルは2人ずつに分離出来る。全体にモノトーンの内装、花も絵もないのはポリシーかもしれないが、厨房との境のドアが開くと雑然とした棚が見える。床の清掃も悪い。コンクリートにはヒビが目立つ。建物の構造上、話し声がこだまし、折角のクラシックのBGMが小さすぎる。
 雑誌には「同店からはサンクスメニューとしてマカロンをプレゼント 5種類の味があり、何が運ばれるかはお楽しみ」とあったが、それもなし。「ゆったり」とはいかず、30分ほどで引き上げ、勘定の時、初めて「有り難うございました」のひと言。この女性の服装にも、もう少し清潔感が欲しい。
 トイレは綺麗。ロケーションとハードを、人というソフトが生かし切れていない。以上、報告します。


南区北ノ沢のしゃれたカフェを紹介します。  (西区 W・Kさんより)

 西区平和に住んでいて、月に1回程度盤渓、小林峠経由で川沿にいく用事があります。9月末にも行ったのですが、午後3時近くて腹ぺこ状態でした。北ノ沢から南の沢へ向かって右に曲がる近くに飲食店の看板が見えたので飛び込みました。
 店の前に花がいっぱいあってなかなか綺麗な雰囲気です。メニューを見るとお食事は11時30分から14時30分までとあり、間に合いません。それでもパンセットならOKとということで、色々ある中からパン2個とミニサラダ、ドリンクのセットが650円というお手頃価格でした。ちなみにランチはメイン、副菜3種、フルーツ、ドリンクで950円、ビーフカレー(ドリンク付き)は750円とのこと。
 ところで、この店ですが、なぜか5?6人の女性がいて、それぞれが愛想良く「いらっしゃいませ」というので、店のスタッフらしいのですが、小さなカフェにしては人が多すぎます。「ここは、一体何屋さんですか?」と聞いてみると、花やガーデニング用品の販売、フラワー教室などをやっているとのこと。食事は今年6月から始めたそう。私がいままでここにカフェがあることに気がつかなかったのは、比較的最近始めたから、というのが理由でした。
 帰りにもらった名刺によると「フラワーサロン&ショップ チャットテラス」が正式名称。場所は南区北ノ沢7丁目4−8 日・月・祝日休業で、営業は10時ー17時。

 


 

札幌市民ホールの洒落たカフェ  (サカガミ編集部員) 

  最近オープンした札幌市民ホールの中に「櫻珈琲煎房」があります。この店は「カフェ&ショットバー」として、札幌市内にいくつかのチェーン店があり、中でも柏丘本店、藻岩店、サッポロファクトリー店がそれぞれ垢抜けた店づくりを見せてくれます。市民ホール店は一番街なかの店になります。
 入ってみるとセンスのいい店作りに感心させられます。近くにいた騒がしい中高年女性グループは「内装の材料自体はお金かけていないよね。こんなボードにペンキ塗ってるだけで、これで普通の住宅だったら壁にクギも打てないね」などと言っていましたが、シルバーグレーの塗りはシンプルでモダンな感じが出しています。
 コーヒーの味は抜群だと思います。ちなみにコーヒー各種は580円からで、ちょっとお高めですが、それだけの価値はあります。
 私は試食していませんが、メニューが気になるので、紹介しておきます。
▽櫻西洋風かに寿司スペシャルセット(かに寿司・道ジャガイモのホットサラダ・かにの身つみれのスープ)1380円  (かに寿司単品1200円)
▽櫻オリジナルかにドッグ900円
▽櫻オリジナルホットドッグ900円 ▽ケーキセットは濃厚ショコラ、熟成プレーンチーズケーキ、NYチーズケーキ、焼きショコラ、モンブランの4種類が840円  (ケーキ単品520円)  
▽キッシュセットは「カボチャとお豆腐とソーセージ」「ジャガイモとベーコンときのこ」「スモークサーモンとほうれん草」が880円 (キッシュ単品520円)
  セットドリンクはブレンドコーヒー、アイスコーヒー、紅茶、アイスティー、オレンジジュース、グレープフルーツジュース、グラスワイン(赤・白)からチョイスします。

 


 

 

「月見想珈琲店」と名前もこだわった店ですが…  (東区・匿名さんより)

 宮の森2条16丁目、大倉山と盤渓方向との分かれ道あたりの道路左側にある「月見想珈琲店」という店に行ってみました。「月見草」でなくて「月見想」という店の名前がこだわりを感じさせます。 雑誌やテレビにも登場しているので情報としてはあまり目新しさはないようですが、店の造りはなかなか趣があります。入り口にだるまストーブ風の暖炉があり吹き抜けの2階に煙突がつながっています。クラシックとモダンをミックスした造りで、1階はカウンターと厨房、トイレで、おすすめは2階です。窓に向かったカウンター席、3〜4人用のテーブル席などがあり、ほとんどの席から外が見えます。ただし、100%褒めそやせるわけでもありません。窓外には四季折々の風景が見えるのですが、残念ながらその手前の民家の棟がつや消しです。
 今回はコーヒーのみを注文。お味はそこそこですが、ブレンド600円からというお値段はいただけません。これはコーヒー単品よりもランチ(1300円、フリッタータ・ミネストロール・パン・サラダのプレート+ドリンク)など、食事と一緒の方がよさそうです。
 ランチタイム(11時〜15時)から24時までと結構遅い時間までの営業で、18時以降はアルコールも。
 確かにレベルの高い店ですが、出回っている情報は褒めすぎ、というのが正直な実感でした。かといって、決してけなすわけではありませんが…。