プラハの街並みを歩く

札幌市の北隣に位置する石狩市のうち、石狩川、茨戸川に囲まれた地域が生振で
中欧チェコの首都プラハ(面積496Km2、人口126万人)は「千年の町」といわれボヘミア王国の面影を残す古都で、悠々と流れるヴルダヴァ川の左岸にプラハ城がそびえ、右岸には旧市街が広がっている。中世の荘厳な建物が残されていて街中を歩いているとその時代に紛れ込んだような錯覚にもなる。ルネッサンス、アールヌーボなどの建築が混在するヨーロッパで代表的な美しい中世都市だ。  
      
宿泊ホテルの窓から見たプラハの住宅。日本の集合住宅とは違って窓の形やバルコニーのフェンスなどが装飾的だ。

      
プラハ市の旧市街のある市民会館。この中にチェコの代表的な作曲家ベドルジバ・スメタナの名を付けた音楽ホール「スメタナ・ホール」がある。

      
スメタナ・ホールで行われたコンサートの模様。最後は観客総立ちの拍手喝采。この日の演目はスメタナ作曲の連作交響詩組曲「わが祖国」。全体にボヘミア地方の野や森など自然の風景の曲想となっていて、本場で聴いた演奏はホールの雰囲気もあいまって格別なもの。演奏はチェコ・フィルハーモニー管弦楽団、指揮はイルジー・ビエロフラーヴェクだった。

      
市民会館の中にあるカフェ。アールヌーヴォー様式の建物の空間に美しいインテリアが施され格調の高さを感じさせる。

      
人通りの多いプラハの商店街。

      
色とりどりの野菜が並ぶ路上マーケット。

      
ゴールドに輝くボヘミアングラス。装飾されたグラスがきらびやかだ。

      
観光客向けのボヘミアングラスの工房。繊細なカッティングと赤色が特徴のようだ。

      
ホスター画で有名なアルフォンス・ミュシャの看板が街路に目立つ。
昨年夏、ミュシャ絵画展が札幌の北海道近代美術館で行われたのも記憶に新しい。

      
レース皿やマグカップ、小さな壺が並ぶ陶芸製品の店。チェコらしい独特の絵柄が可愛らしい。

      
プラハ城の高台より臨むプラハ市中心部。プラハは百塔の街といわれていて尖った塔が点在している。中央にはヴルダヴァ川が流れる。

      
市民の足となっている路面電車。レトロなデザインが街並にマッチしている。

      
ヴルダヴァ川を流れる観光船。300〜400mもの川幅には何隻もの船が行き来している。

      
腰に布を巻き付け、民族音楽を演奏し歌いながら練り歩いていた。どこの国の人達か? プラハにはユダヤ人地区があるらしいが・・

      
ライトアップされたプラハ城の夜景が美しい。ヴルダヴァ川にはクルーズ船が浮かんでいた

      
マリオネット人形劇は国民に広く親しまれているチェコの文化の一つ。紀元前この地に住んでいたケルト人が土俗信仰の宗教的儀式に人形を用いていたのが起源とか。コケテッシュな人形がお土産としても人気のようだ。

      
聖ヴィート大聖堂の中の彫刻。天使が悪魔を懲らしめているところ?

      
チェコの守護聖人ネポムツキーの墓碑。王の嫌疑によりカレル橋から投げ捨てられ殉職したそう。18世紀始めに造られた純銀で出来た国宝級の豪華な代物だ。

 

  世界遺産チェスキー・クルムロフの町

プラハの南方にチェスキー・クルムロフという1992年にユネスコ世界遺産に登録された小さな町がある。蛇行するヴルダヴァ川の中に囲まれた中世ルネッサンスの美しい町を追記してご紹介する。

      
      
チェスキー・クルムロフの美しい街並み。ボヘミア地方ではプラハ城に次ぐ規模のチェスキー・クルムロフ城が悠然と建っている。建築は13世紀で、街の発展は14〜16世紀で手工業と商業が中心だったため、近代化の波に揉まれることなく中世そのままの佇まいが残されている。

      
スヴォルノスティ広場でボヘミア民謡?を奏で歌う女性たち。演奏が街の雰囲気に良くあっていて、しばし立ち止まり耳を傾けた。

      
      
街の雑貨屋で見かけた、何やらユニークなオブジェが面白い。

      
チェスキー・クルムロフからプラハに向かう車窓の風景。菜種の花が延々と続いていた。