宮古島と沖縄本島諸島巡り

2016年明けて1月、札幌の冬はさほど厳しくもないが、それでもちょっと暖かい所に行ってみよう、と宮古島と沖縄本島に出かけた。朝から飛行機を乗り継いで宮古島に着いたのは夕刻。同じ国内とはいえ、北海道から南の島まではさすがに遠い。ところが、気温は20度前後だったものの、風が強く体感はさほど暖かさを感じなかった。残念なことに、雨天曇天続きで海の色が今一つ冴えない。それでも数日、南国の雰囲気を味わって来た。


2015年1月開通した宮古島本島と伊良部島(いらぶじま)を結ぶ3540メートルの伊良部大橋。通行料金を取らない橋としては日本最長だとか。


宮古島の貝はもちろんのこと、世界中から6000種ほどの珍しい貝を集めた博物館。入口には大きなオオジャコガイが展示され目を引く。片側一枚だけで60キログラムもあるそうだ。


博物館の売店で販売されていた水字貝(スイジガイ)。その姿が「水」の字に似ていることから名付けられたそう。沖縄では魔除けとして玄関先に置かれたりしている。お値段は20cセンチほどでで800円なり。


宮古島最南端の東平安名崎(ひがしへんなざき)の入口からの景色。碧い海に2キロメートルにわたって突き出た美しい岬で日本百景の一つになっている代表的な観光地。太平洋と東シナ海に面する岬だ。


東平安名崎の途中を海側に降りたところに、珊瑚を砕いて航路を造った保良(ほら)漁港がある。


海の上に大きな岩がばらまかれたように並んでいる。なかなか面白い風景だ。


岬の先端にある東平安名崎灯台。内部は97段のらせん階段を登って、上から海を眺めることができる。


東平安名崎岬を囲む海は、太平洋と東シナ海が出会う場所。両方の波がぶつかり合っている珍しい光景だ。


沖縄県の天然記念物に指定されている日本在来種の宮古馬。小型でポニーに分類されるそう。写真はまだ子馬。


 沖縄本島南部、南城市の沖合5キロに周囲約8キロの細長い久高島(くだかじま)がある。これは沖縄本島の知念安座真港と久高島を往来するフェリー。


久高島は琉球の創世神アマミキヨが天からこの島に舞い降りてきて国づくりを始めたという、琉球神話の聖地。 住宅と思われる建物だが、注目したいのは、約400年前に珊瑚で造られたという魔除けの石塀。よく見ると単に積み上げられたものでなく、計算の上カットして組み上げた「組石」だそう。


住宅の庭のパパイアの木。幹の上部に実がたわわになっている。沖縄では、細く刻んで野菜として炒めて食べるそうである。ちなみに、この石塀は組み石でなく積み石だ。


軒先の琉球赤瓦。赤い色と模様が綺麗だ!


沖縄本島の地元のスーパー店内。日本全国そう変わらない風景だ。


沖縄本島北部の離島・古宇利島(こうりじま)のオーシャンタワーからの眺め。夏は海水浴やシュノーケリングで賑わう。