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悲劇の画家・熊坂長庵のお墓(月形町)を紹介 (17.06)
 ちょっと調べものがあって月形樺戸博物館を訪問。今回初めて、熊坂長庵なる名前が目につきました。例の「五寸釘の寅吉」と並んで、旧樺戸監獄の有名受刑者として紹介されています。
 何でも、明治15年「藤田組偽札事件」の犯人として逮捕され、無期懲役となって4年後には獄死した画家だったとのこと。受刑中も多くの作品を生み、町内の北漸寺(受刑者棟梁らが建立)に「弁天図」が残されているそうです。
 博物館で分ったのは、熊坂のお墓が意外に立派だということ。物好きにもこの目で確かめることにしました。墓は「篠津山囚人墓地」にあるとのこと。行ってみました。囚人墓地にはたくさんの墓標があります。約10センチ角・高さ1メートル程度に統一された大きさで、「釈○○○」と4文字の戒名も統一されています。ただし、それは死亡した囚人の中の1部で、多くはひとまとめで合葬されたようです。
 その奥の方に、確かに他とは全く違う趣のお墓が存在。「俗名熊坂長庵」とあります。墓誌には「無実のために大審院に上告せるも棄却」などと記されています。熊坂の出生地である神奈川県愛川町にある「竜福寺」の住職と檀家らの篤志で墓が建てられたこと、「樺川堂宝山跡昌居士」という立派な戒名がつけられことも分ります。
 月形町内には、囚人たちが送り込まれた石狩川の波止場跡、囚人たちの作業による水道遺構、排水溝、お寺など多くのスポットがあります。「でんまが」フロントページ右上の「ふぉとるぽるたーじゅ」欄に「田園空間博物館つきがたエリア」として紹介してあります。訪ねてみてはいかがでしょうか。

当別町役場内の「食堂」が侮れません (17.03)
 当別町役場内の食堂をご紹介ーと言えば「なに、それ!」と言われそうですが、これがなかなか侮れません。正式店名は「自然食カフェ&レストラン おひさま」。
 札幌の隣町・当別の中心部でちょっとした仕事を終えて「お腹すいた」ということに。すると「役場の3階に食堂があるから、そこへ行ったら」と奨められた次第。「役場なら駐車場もあるだろうから、まっ、いいか」と行ってみた。建物正面の階段を上ると、もろに事務室があって、レストランという雰囲気ではない。職員さんに聞くと、廊下を曲がった奥の方を指差す。
 確かにありました。見た目、職員用の食堂というよりは少しごちゃごちゃしく小物などがあったりします。何となく定食を注文する雰囲気を感じ「おひさま定食」と言ったのですが、午後2時ごろで、もう売り切れとのこと。そこでメニューで目についたのが野菜天丼600円、みそ汁つき、というもの。見るからに野菜たっぷりでおいしそうです。それを「ご飯は不通の半分程度で」と注文。
 この時は女性1人で切り盛りしているようで、出て来るまでに時間がかかります。注文を受けてから天ぷらを揚げている様子で好感度アップ。張り紙などを見ると「マクロビ定食」というのが目につきます。今はやりのマクロビオテックという自然食、玄米とか穀物ご飯を使う健康食事法ですね(たぶんそんな意味)。かなり、こだわったお店のようです。
 あとで調べたのですが、この店は元々は職員食堂だったのがはやらなくて閉鎖?した跡に、熊坂さんという女性が開業したようです。植物性以外は使わず、できるだけ自然な方法で作った食材、調味料以外を使わない、というポリシーを貫いているとのことです。食材の玄米、雑穀、野菜、きのこ類などにこだわり、さらには有害物質を一切排除した食器、水などにも気を配る徹底ぶりです。
 天丼のお味ですが、期待以上の出来で、タレもおいしいのにビックリ。具材はカボチャ、サツマイモ、ニンジン、レンコン、マイタケ、シイタケ、シュンギク、それに何か不思議なものが1点。帰り際に「あれはヒエフィッシュですか?」と訪ねるとピンポンでした。炊いたヒエを板麩に張りつけ、片面に魚の皮風のノリを張って成形してあり、フィッシュフライみたいです。知識としては世の中にそのようなものがあることは知っていたのですが、実際に食したのは生まれて初めて。ここで手づくりしているとのことでした。ご飯を半分にしたのを後悔。
 メニューは、おひさま定食780円、マクロビ定食780円、野菜だけのカレー700円、オーガニックパスタセット780円、飲み物もコーヒーや紅茶に「オーガニック」とついていて350円など。
場所=当別町白樺町58−9 当別役場3階
電話=050−3514−4010
営業=11時〜15時 (定休=月・土日祝日)

日本海野絶景をボーッと眺めるカフェです (16.09)
 石狩市浜益に日本海の眺望が絶景のカフェを発見。「でんまが」読者の皆さんにご紹介します。札幌からは約90分、国道231号を石狩かさらに厚田、浜益へと抜けると、道路左側の少し小高いところに特徴のある三角屋根のそれらしい建物があり、すぐ分ります(テキトーな説明ですが)。それが「カフェ・ガル」です。
 「ふるさと倶楽部ガル」という団体が旧コミュニティーセンターを活用して、6月〜9月限定で開いています。日本海を見下ろすふるさと公園内に位置し、窓際のカウンターテーブルから海が一望できるつくりになっています。ここでボーッと至福の時間を過ごすのもいいでしょう。
 メニューは「ホタテのカレー」、海の幸・山の幸を使った「ガルのお昼ごはん」、地元の男爵イモと浜益牛の「こうじの浜松コロッケ」などの食事、シフォンケーキ、アイスクリーム、コーヒ、紅茶、その他ソフトドリンクなど。コーヒーとシフォンケーキ、抹茶のアイスを注文してみましたが、お味はまあ普通でした。やはり、店のお薦めメニューを試すべきでした。
 ともかくも、「ふるさと公園」の景観、磯の香り、心地よい海風、空気感は足を運ぶ価値があります。公園の下に位置する海岸に 旧・にしん番屋の郷土資料館があり、立ち寄ってみるのもいいでしょう。
場所=石狩市浜益区浜益77−2
電話=0133−79−2319
営業=11時〜17時金〜日、金〜日・祝日

道の駅「あかいがわ」、なんとなく気に入りました (15.07)
 「道の駅あかいがわ」に寄ってみました。小樽・毛無し峠から「とんでんファーム」「キロロ」「山中牧場」を抜け、倶知安方面との交差点に位置し、分かりやすい施設です。
 設置にはかなり強い反対もあったのを、村長さんが強引に進めた、とかいう話題もありましたが、出来上がってみると(2015年4月開業)なかなか立派な施設です。初めは「村の駅」としてスタートするとか言われましたが、すんなりと「道の駅」に認定されてメデタシ、メデタシ。
 駐車場が広く、別棟の地元農産物直売所があります。建物を通り抜けると水の流れがある庭が整備されていて、なかなかいい感じです。トイレも清潔です。
 中にはベーカリー、ジェラートのコーナー、食堂「メープル通り」などがあります。ベーカリーは赤井川開村120年で初めてのパン屋さんだそうです。小腹がすいていたので、「メープル通り」で天ざるソバを頂きました。券売機のチケットをカウンターに置いて、セルフでコップに水を入れようとすると、女性スタッフがそばの機械を指差し「あちらの飲み物がお代わり自由です」と案内してくれました。ソフトドリンクやお茶がいろいろあって、カルピスソーダを頂きました。ソバは、番号フダを渡され、「お待ちください」とのこと。
 席について、外の風景を見ながら、ドリンクを飲んでいて、ふと気がつくと、カウンターの上に置いたそばの上で、先ほどの女性がなにか手を振っています。「できたんですか」と番号札を示すと、「あ、もう少しです」とのこと。では、あのジェスチャーは何?と見ていると、また同じようなしぐさです。はえが1匹いるらしくて、それを追っ払っているのが真相でした。
 間もなくソバができて、それなりにおいしく頂きました。天ぷらといっても、小エビと野菜のかき揚げですが、野菜の甘さがよかったです。できれば、ソバつゆをもう少し多めにお願いしたいところです。
 そばを食べていると、くだんの女性、今度はハエたたきを振り回していました。なんか、この「道の駅」気に入りました。
場所=余市郡赤井川村字都190番地16
電話=0135−34−5502

石狩市八幡のなにげに面白楽しい「とみき」食堂です  (14.10)
 石狩河口橋を渡った先の信号の右手に「元祖いしかり丼」の幟が何本も立っている「とみき」という食堂があります。いつも「完売」のフダが出ていて、早い時間に営業終了している様子です。そんなにはやっているのか、どんなドンブリなのか、通りかかるたびに気になっていました。
 某日、営業している様子なので入ってみました。駐車場に10台程度入りそうで、そこが満杯の場合は向かいの農協の駐車場を利用するよう案内が出ています。やはり、かなりはやる店のようです。
 店内は約20席。「いらっしゃいませ」とは言われたのですが、係の人がなかなか来ません。ふと気がつくと、壁の張り紙にいろいろ書いてあります。「当店はホールスタッフが高齢につき、スピーディな対応が難しい(特に階段の上り下りがツライ!)。注文票に記入の上、1回レジまでお持ちください」とか何とか。
 店のお姉さん(お世辞です)に「2階もあるの?」と聞くと、50人くらいの宴会ができるとのこと。「ただし、ホールスタッフは私1人だけなので、そんなにお客さんがこられても困るんです」ーーあれーっ、という感じのご返事です。張り紙には、お茶・お水はセルフサービスで、当店は高齢者の少人数で切り盛りしているので、こみ合った場合に多少お時間をいただく場合があります、云々とも書かれていました。絵があって、「さちこ」と書かれているのが「お姉さん」のお名前らしいです。
 メニューには「日替わり丼」(サービス価格750円)とか、それをそばとのセットにすると200円お得な1050円などとあります。「店長おすすめ」は「石狩らーめん(しお)」(750円)、「大盛おすすめ」は「冷やし肉盛り蕎麦」(900円)、「温かい肉蕎麦」(680円)。迷わず一番目掲載の「店長イチオシ」マークがついた「いしかり丼」(1100円・大盛り1300円を注文)。能書きによると、石狩市合併(平成17年だそう)記念・名物コンテストでグランプリ受賞。カニほぐし身、焼ウニ、いくらしょうゆ漬けをトッピングした当店の看板メニューです」なのだそう。他にたまご焼き、ホタテ、サーモンなどが入っていました。別な小皿に薬味、タクワン、それにソバが入った汁椀。
 ふと気づくと、お盆に小さな紙切れが乗っていて、「小ねぎ、大葉、山わさびしょうゆ漬けは丼の薬味です。お好みでお使いください」とありました。その程度のことはお姉さんが口で言っても疲れないでしょうが、この人、結構愛想が良くて、元気そうです。
 「いしかり丼」、おいしく頂きましたが、今回お味は特にご紹介しません。午後2時過ぎてお勘定を済ませると、入り口にいつもの「完売」のフダ。「今日もお客さんがいっぱい来たんだね」と聞くと、なんと「2時で営業終わるんです」との「さちこ」さんのご返事。なあんだ、そういうことだったのか。出がけに外から振り返ると、フダは裏表になっていました。
場所=石狩市八幡4丁目5
営業=11時〜14時(おおよそ) 不定休

岩見沢市北村、意外すぎる農村に「やすこの夢茶屋」
 岩見沢市北村の農道脇に「やすこの夢茶屋」の看板を発見。何しろ田舎です。月形町の中心部から道道6号の月形大橋を岩見沢側へ渡り、2つめの信号を右折、数百メートル行った左側角にその看板です。といっても、こんな場所を一見で通りかかる人は滅多にいないでしょうけど…。何だろう、と思って左折し、少し行った右手の農家にその店とおぼしき看板がありました。
 ちょっと「カフェ」とは言えないような、まあ、農家そのものの、プレハブ風の建物の1つが「夢茶屋」でした。「やすこ」さんは農家の娘さんで、都会から戻って実家で開店、とか若いお嫁さんが趣味で…と想像しますよね。ですが、どんな女性なのかは、ここでは紹介しません。
 店内には、テーブルと椅子がいくつか。あまり立派ではありません。そこここに手作りグッズがあり、近くの女性たちから預かって販売もしているとのこと。6年ほど前に開店、昨年から道路脇に看板を出して、ぶらりと寄るお客がいるそう。
 食事は夢花御膳850円、夢御膳780円、おにぎりセット500円など、飲み物はコーヒー、黒豆茶、ホットソーミーが核300円、りんごジュース150円など。「ソーミー」とは「味噌スープ」でした。普通に「味噌汁」でいいのに…。お菓子はシフォンケーキ、ようかんが各250円。お手頃価格です。
 食事は、自家製手づくり味噌や豆腐に地元・岩見沢産の食材を使っているそう。ここでは16年ほど前から手づくり味噌を販売しているとのこと。力を入れているのが「米粉シフォン」で、地元白石農園の平飼い鶏の新鮮たまごを使い、岩見沢産の米粉をベーキングパウダーなどの添加品を使わずに焼き上げています。ふわふわ&もちもちの素朴な味わいがあります。その米粉シフォンとコーヒーのセットが500円で堪能できました。
 少しだけバラしておきます。「やすこ」さんは、この家にお嫁に来たころ、石狩川の堤防が決壊する災害に遭い、胸まで水につかって避難した経験者。現在もう少し下流の場所に洪水対策用の遊水池が建設中で、「風景が変わってしまう」と話していました。近くの宮島沼(美唄市)から白鳥たちが水田に「落ち穂拾い」に来ていた、と目を細め増すが、数年前ご主人が体を壊して米づくりをやめたのだそうです。営業時間(超短い!)を過ぎていることを知らずに入ったのに、親切に対応してくれました。
場所=岩見沢市北村豊正696  
電話=0126−55−3048  
営業=金・土曜日のみ 11時〜13時(11〜3月は休業・手作り味噌は毎日販売)

のんびりゆったりの立地小樽市春香町の「カフェ DON栗」
 札幌から小樽方向へ国道5号を行くと銭函、桂台を過ぎて春香山の裾野が道路沿いまで出てきた辺りの左側に「カフェ DON栗」の看板があります。そこを少し山道に入る感じですが、実際には国道沿いの少し小高い場所にあるのがこの店です。
 立派なとは言えませんが、いろいろ手作り風の山小屋風建物があって、10台程度は駐車できそうです。店内に入るとまずはワンちゃんが歓迎してくれます。名前はゴンスケくん。天井が高く、右手と奧に大きな窓が国道方向を見渡す感じ。6人、4人用テーブルが各1、窓際のカウンター席が2人×2席。椅子はまちまちの感じ。奥の壁際に立派な薪ストーブがしつらえられ、そのそばに座布団があって、そこがゴンスケくんの指定席のようです。
 窓の外のバードテーブル、カウンターテーブル、壁のコート架けなど、そこらから切ってきた木で手づくりした感じ。天井のおおきな梁風の丸太も目立ちます。実はこの建物、ご主人がすべて自分で建てたものだそう。近くに、やはり手作りの家に住んでいる人がいて、この店の立派さに感心しています。
 メニューは時々替わるようですが、この日はふんわり玉子&エビチリ・ピリから揚げのセットが、デザートとコーヒー付きで1000円。タイカレー(チキン)が800円、同コーヒー付きが1000円、レアチーズなどの手づくりケーキとドリンクのセットが650円、ドリンクはブレンドコーヒー、フレーバーティーが各400円など。
 あんかけ焼きそば(850円・コーヒー付き1050円)を注文してみました。熱々の鉄プレートにかなりのボリュームでブロッコリー、キャベツ、シイタケ、タマネギ、小エビ、豚肉など具材がタップリ。その上にパリッとしたトリのピリ辛から揚げが載せられています。コーヒーはまあ、普通の味でした。
 未舗装の小路を少し山の中に入った感じなのに、窓からは銭函の海岸線から、向こうの方には石狩の山並みを展望する立地は、のんびりゆったりと過ごせそうです。
場所=小樽市春香町373−1
電話=0134−61−3277
営業時間=11時〜17時 
定休=不定

JR石狩当別駅前「ふれあい倉庫」のぞく価値あります
 JR石狩当別駅前(駅に向かって左手)に「ふれあい倉庫」という建物があります。1941年に建てられたれんが倉庫の内部をがっちりした鉄骨の耐震構造に改装してあります。かなり大きな建物で、カルチャーホール、多目的ホール、パン工房などもあります。
 なんてことは知らずに、ふらりと入ってみました。入るとそこが直売コーナーで、当別産を中心にした物産が目に飛び込んできます。新鮮でおいしそうな野菜の数々が目を引きます。奥の方には「蕎麦切り 高陣」というコーナーがあります。地元産食材を使ったソバだけでなく、スープカレーからピザ、コーヒーもあります。
 直売コーナーを一回りするすると、魅力的な品々が気にかかります。1番(人によりけり。私の場合)は、ハンバーガーほどの大きさのどら焼き。「ひなたんぼ」という商品名で、いかにも美味しそう。当別町産の粉、黒米、黒豆使用、もち入りだそう。これは試食してみなければ、とピックアップ。他にたい焼きもゲット。
 買い込んだタマネギ、ダイコン、ニンジンなどともに「高陣」に入り、悪いけれどソバやピザには目もくれず、コーヒーを注文。どら焼きを示して「ここで食べてもいいですか」と聞くと、店のご夫婦の奥さんが愛想よく「どうぞ」と言ってくれた。この女性が野菜ソムリエで、スープカレー担当らしいです。
 ともかく、どら焼きにかぶりついてビックリ、クリームのなかから丸ごとの餡もちが登場。ケースの中で販売されているにも拘わらずもちが軟らかい。お腹一杯、堪能できました。お会計はコーヒー代250円なり。あ、ちなみに「ひなたんぼ」は315円。
 この次は、スープカレーを食べに行きます。当別産豚の角煮、や地元野菜を使ったのが評判らしいのです。
場所=石狩郡当別町錦町294番地4
電話=0133−27−6600
営業時間=4〜10月・9時30分〜18時 11〜3月・10時〜17時
定休日=月曜日(祝日の場合は火曜日)

当別町のちょっとしゃれたパン屋さん
 札幌側から行くと北海道医療大学 を過ぎて国道からJR線路を挟んで一本左手の道路に入ります。この道は国道に平行していてやがて国道に戻ります。この辺り、近年、洒落た木造住宅が増えてきているようです。その途中に「パン」の看板。それが「ノルトエッセン」です。ここの建物も、なかなかお洒落です。
 パンは天然酵母を使用、無添加と謳っています。長時間じっくり熟成させ、ていねいに焼き上げているのが自慢のようです。食べてみると、納得できます。
 ちいさなパン屋さんですが、ちょっと立ち寄る人が以外と多いようで、特に土日祝日はお客が途切れるひまがないほどの様子です。最近は本州のデパートなどのフェアに出店したり、インターネット販売もやっている、らしいです。喫茶コーナーにはグランドピアノがあって、何でも結構有名なジャス・アーティストがやってきてコンサートをしたこともある、らしいです。
 好きなパンをお盆にとり、カウンターで清算しますが、そこでコーヒー、紅茶、ジュース(150円)を注文して、喫茶スペースで頂くことが出来ます。その喫茶スペースですが、最近拡張した、らしいです。様々テーブルや椅子が不ぞろいに増えていますが、不思議とそれが結構サマになって、20人程度収容力になっています。きれいに手入れした庭のオープンスペースも自由に利用できる、らしいです。鄙には珍しい洒落たお店だと思います。おすすめです。
場所=石狩郡当別町金沢2006−1
電話=0133−25−5110
営業=冬季間は休業のよう  時間=??
(この店は以前にも「でんまが」で紹介しましたが、最近サカガミ編集部員が立ち寄り、記事を リニューアルして掲載しました。)

石狩市・ちょっとややこしい場所のキッチンカフェ
 ちょっとと小腹が空いていると不断見落としている看板が目につきます。国道231号を増毛方面から帰る途中、石狩市八幡の市街地が近づいて知津狩川を渡った左手に「パスタ、ピザ」の小さな看板がありました。迷わず左折。ところがこの辺りは水田地帯とそば畑で、ぽつりぽつりと農家があるだけ。古い倉庫でも改造しているのかな、と近づくとただの古倉庫だったり…。
 仕方ないのでしばらく走り続けるとありました。左手の橋を渡ってその先、という看板。細道を入っていくと、ロッジ風の小さな建物がいくつか。しかし、それ風ではなく、迷っていると先方の建物の2階の窓にテーブル席らしきものが見えた。溝に危なっかしい板を渡した砂利の駐車場に車を入れます。
 入り口は、と見ると建物左手の頼りない木製手作り階段を上るらしい。階段の下シンプルでいい感じの看板。店名と、11:30〜16:00 月・火・水、というもの。他の日は営業していないらしい。階段を上るとそこは崖の上の平地で、テラス(と言えるか?)にいかにも素人がつくった感じの小さなタマネギを並べてあったり。
 これが入り口なのだろうと、木のドアを開けると店がありました。ここが「キッチンカフェ香音(かのん)」であります。店内はそれほど広くなく、カウンターや小上がりもありますが、大きなテーブル席に。店内いっぱいパッチワーク作品を展示している以外は、まあ、これといった特徴はなし。気の利いた什器備品などもゼロ。
 当たり前ですが、卓上に店の案内やメニューなどが置いてあります。それによると何と、この3階建ての家はド素人家族が3年半がかりで建て、2009年8月に開店したのだそう。「庭の景色を見ながらの〜んびりと田舎の時間をお楽しみ下さい」なんて書いてありますが、さほどの景色はありません。
 かなりの田舎で、冬季間は一応の除雪はあるそうですが、営業は4月中旬から10月末まで。看板のとおり、祝祭日にかかわらず月・火・水の営業。木曜日は「キルトカフェ」としてお母さんの趣味のキルト教室みたいなことをやっており、コーヒーは無料、おまかせランチ700円だそう。
 メニュウはそれほど多くなく、おまかせワンプレート900円、パスタ類800円、ピザ900〜1000円。他に手作りスイーツ、パンなど。ミックスピザを試食、薄い生地をパリッと焼いています。次の機会があれば、おまかせプレートがよさそうだと思いましたね。(微妙な言い回し…)
 周囲はロッジで家庭菜園を楽しんでいる聚落。実際に居住しているのは4,5軒程度だそう。「香音」のお母さんも札幌市手稲区から営業日だけ、ここのロフトに泊まって頑張っているそう。
 まあ、確かにのんびりできる店であります。話のタネになります。という意味で、お勧め致します。
場所=石狩市厚田区湿布聚富117−331
電話=090−8905−7508
営業=4月中旬〜10月末 月・火・水曜のみ 11時30分〜16時

札幌市中央区を一歩出た秘境のカフェレストラン 
 190万都市・札幌市中央区を一歩出ると秘境と言える世界があります。宮の森から戸別沢トンネルを抜けた場所を紹介します。トンネルを出てすぐに細い山道を左折すると、農家の古家があり、前までいけば玄関先になにやら小さな看板などがあるので店舗だと分かります。
 ちなみに、山道をちょっとだけ先へ進むと古いトンネルを板で塞いであり、それがかつての戸別沢トンネル。車が交差できない細さで、幽霊が出るなどと言われた有名スポット。板の一部が壊れていて、薄暗い内部に潜り込めるようで…、それはさておきます。
 古い建物は「やぎや」というカフェとレストランの中間風のカジュアルな店。5月末、建物左の土手一面にニリンソウが群生、やたら大きくて元気のいい葉の真ん中に小さな紫花をつけたエンレイソウもいっぱい生えています。それが店内の大きな窓越しに見え、中心街から20分程度で全く別世界に来た感があります。
 メニューは手書きの紙切れが2枚。1枚が食事で、午後2時を回った時間なので多分ランチメニューなのでしょう。オープンサンドはaが豚モモ肉スモーク+プレーンオムレツ+生野菜、なぜか次にcの白かびチーズ+生野菜(以上1000円)、そしてbが魚のリエット+生野菜で800円。この順番の書き方、かなり大らかというか、いい加減というか!!
 そして、多分この店のお勧めの「腸づめと野菜の盛り合わせ」が1200円。豚製、ハーブタップリのフランクフルトソーセージにスープ、パン(バター、ジャム添え)がついて1200円。アンティチョーク、そら豆ほか盛り合わせ、スープ、パン付きも1200円、と書かれている。
 迷わず「腸づめと野菜の盛り合わせ」を注文。最初に出てきたスープには、人参の色の中に畑で栽培しているルッコラを間引きしたという葉が緑色を見せる。ポテトサラダはビーツの赤っぽい色。パンがまたこの店の「売り」で、店の奥の手作りレンガ薪釜に笹の葉を敷いて焼くのだそう。道産全粒粉にヤギ乳酵母を使っている。薄くスライスしてあり、しっかりした歯ごたえで、コクと酸味があり美味。バターと手作りのルバーブのジャムを添えてある。パンは玄関先で販売している。
 腸づめはハーブの香りと味が強く、なかなかの逸品。空腹時ならちょっと量が物足りないかも。これにコーヒー(400円・食後は100円引き)をつけて1500円はお手頃感があります。
 「お茶など」と書いた紙切れでは、コーヒー400円、紅茶400円、フレッシュハーブティー300円、プラス100円で山羊クッキー(2枚)がつくとのこと。デザートは「300円〜おたずね下さい」と、これも大らかです。
 「やぎや」の店名はウラの畑で山羊を飼っていて、その乳で手づくりしたチーズが看板商品だから。ところが、店主の永田温子さんの話では、今年は子ヤギが産まれず、母ヤギから乳が出ない。よって、チーズはつくれないのだそう。若いヤギに子どもを産ませるのをうっかりしていたらしい。やっぱり、大らかな店です。
場所=札幌市西区小別沢30
電話=011-664-5148
営業=11:00〜日暮れまで。19時からディナー希望なら2日前までに要予約。  定休=火・水曜日

「ファームレストラン」の看板に惹かれて空振り (厚別区 K・Hさん)

 深川市方面の所要があり、仕事は成功。一段落してちょっと空腹。同僚と「滝川の道の駅まで行けばレストランがありそう」と話しながら、たどり着いてみると、ここには飲食店は入っていないのですね。もう少し市街地方向へ行けば何かあるだろうと国道12号を少し行ったところで、道路右側に「レストラン、カフェ、中村農園」と矢印のついた目立たない看板があって、そんな畑の中に? と興味を持ってしまいました。
 矢印に従って、鉄道をわたり、さらに矢印があって、その先は一本道なのでどんどん行くと、周囲に何もなくなって、石狩川の堤防に乗りあげ、それでももっといくとついに舗装が切れた砂利道。いくらなんでもこれは違うだろうと、農道に下りたところで、農家の前にオジサンがいた。
 道を尋ねると「向こうに見えるパカパカ点滅する信号を左に曲がって、2本目の道を右に曲がって、線路まではいかないので、そこら辺で誰かにきくといいよ」との説明。車を発進する前にオジサンのトラックが出発して、信号を左折、2本目の道のところで窓から手で右へ行けとの合図。クラクションでお礼の意を表して、指示通りに右折。ところが、線路まで行ってもそれらしき建物はない。
 少し引き返して2番目のオジサン発見。道を聞くと、さっきの右折は間違いで左折して少し行き、さらに左のナナメ道路に入るとログ風の建物がある、とのこと。そのナナメ道路に近づいて「ここに案内があればいいのに、気が利かないなあ」と毒づいていると、なんと、小さいけれどしっかりと矢印がついた案内板があった。はじめにそこを通ったのに、見落としていたのでした。それにしても小さい案内板。これは周囲の環境に配慮して遠慮がちに設置したものらしいです。
 ともかくも、やっと目的地発見。なんとか軽い食事にありつける。と思って、車を停めて見ると、なにやらいやな予感。看板を見ると「Mama’s Kitchen 平日11〜18時(LO17時」 土日11〜21時(LO20時) 定休=木曜」だそう。もう夕方5時を大分回っていて、建物の中は深閑とした感じ。というわけで、空腹を抱えて走り回った結果、空振りでした。「まあ、田舎のオバサンがやっているんだろうから、大した食事があるわけでもないだろう」と諦めた次第であります。
 あとでHPを見ると、店長は20代の若い女性らしい。中村農園はトウモロコシのもぎ取り販売や農産物の直売をする観光農園だとか。ファームレストランでは園内や滝川・道内産の食材を使ってスープカレー、シチューなどを提供するらしい。「菓子・豆富工房」というのがあって、スイーツや青大豆でつくったこだわりの豆腐も販売しているんだとか。
 正確な住所は滝川市江部乙町西11?500。 電話は0125−26−4888。
 今度、そっち方面へ行く機会があったら、寄ってみるかもね。

石狩市厚田区嶺泊の「天海珈琲」を紹介します

 石狩市厚田区の嶺泊漁港のそばに気になる建物があります。はじめは地域の会館なのかと思っていたのですが、いつの間にか「天海珈琲館」の看板が立って、場所柄からはカフェでもなさそうで、コーヒーの工房だろうと思っていました。ゴールデンウイーク中ぶらりと立ち寄って見ました。すると、どうやらギャラリーと喫茶店らしい。車で通りすぎる時はよく見えなかったのですが、看板に「自家焙煎&ArtGallary」とあります。
 入っていくと、車が来たのに気づいたのか、女性従業員が出迎えてくれます。1階がギャラリーで、明かりをつけて見せてくれ、いろいろ大作が展示されていいます。美術雑誌などで見たことがあるようなないようなデジャブを感じさせるかなりの作品らしいのですが、素人にはよく分かりません。
 2階に案内されると、かなり広いスペースがあって壁際に大きな書棚、絵画用の絵筆、刷毛なども並んでいます。石狩湾を展望する大きな窓のそばが主なカフェのスペースのようです。珈琲の香りが漂います。さらに階段があるのですが、3階は住居と事務所スペース。
 非常に凝った造りのメニューにブラジル、エチオピアモカ、グァテマラ、パナマゲイシャなどが書かれ、お値段は500円からパナメゲイシャは800円。4種類の豆を使っているという「天海ブレンド」を注文しました。少し酸味のある、いい味です。
 ウロウロと見回っていると、店主の藤原瞬さんが来て説明してくれました。藤原さんは芦別市生まれで、小樽市などにもいたことがあり、東京で美術の勉強をした後、北海道を制作の場とすることにして、25年ほど前、目をつけ移り住んだのが旧・厚田村古潭の漁師の古家。そこをアトリエとして制作活動。8年前に現在の立派な建物を建て、アトリエとギャラリーを開設。3年前に訪れる人にコーヒーを、とカフェを加えたとのこと。そのカフェも凝りに凝って立派な焙煎期を設置、こだわり抜いた豆を使っています。ネット販売をしているので、「天海珈琲」で検索できるようです。
 その「天海」ですが、読み方は「あまみ」でなくて「あまがい」。藤原さんの奥さんの旧姓なのだそうで、厚田のロケーションにピッタリ、ということで命名、「株式会社天円地方館」が運営しているそうです。ここに住んでいるので、冬の間は雪と闘って、今年は3月30日にオープン、11月30日まで営業を続けるそう。閉店後もネット販売は継続とのことです。
 なぜか、女性従業員も藤原さんも最初に説明したのが「トイレはこのドアです」ということ。ドアに表示しておけばよさそうなものですが、無粋な札をつけたくない、という気遣いなのでしょう。
場所=石狩市厚田区嶺泊67−3
電話=0133−77−3008
営業=3月30日〜11月30日 AM10時〜PM6時  定休=水曜日(ゴールデンウイーク、お盆は無休)

石狩市望来、カフェと間違える「ちいさなうつわの店」 

 石狩市・厚田に所要があって行った帰り道。雪が深く、道も悪くてかなり疲れていたし、国道沿いでコーヒーが飲める店があればひと休、と思っていたのです。そこでふと思いついたのが、札幌側から行けば望来地区の入り口で、お年寄り施設のそばにそれらしいところがあったはず、ということ。国道から見えますが、ちょっとだけ脇道へ入った正面に見つかりました。赤い壁の平屋の一軒家で、「OPEN」の看板が見えてホッと安心。その上に小さく「ありすCAFE」のプレートもあります。
 店内に入ってみると、色々な焼き物の器などが展示されています。最近はあちこちに小物の販売をしているカフェがありますから、ここもそういう店なのだろうと思いますよね。ですが、あまり席がありません。店の女性に「コーヒーとお願いします。ソフトブレンドとかマイルドがいいんですが」と注文。すると女性から「実はここは喫茶店ではないんです」という意外な返答。
 エー!! ですが、表に確かに「CAFE」と書いてあります。戸惑った顔をしていると「あ、コーヒー入れますね」と言われて、「なんだ、冗談を言われたのか」とキツネにつままれたような気持ち。聞いてみると、ここは「ちいさなうつわの店」だそうで、近くの古潭地区の山中にある粘土で焼き物をつくって展示販売しているのだそう。
 「お客さまにはコーヒーをサービスしています。気軽に立ち寄って下さい」とのこと。つまり、喫茶店ではないのでコーヒーはあくまで無料サービス。ならば、何か小物を一点購入しなければ悪いなと思って、たまたま最近家でマグカップを壊してしまったのでかわりを、と探すと好みのものが見つからず当惑。結局、何も買わずコーヒーだけただ飲みする結果。非常に恐縮でありました。
 店は特に冬季間は天候により不定旧とのこと。気が向いた向きはあらかじめ0133−77−2495に電話してみるといいようです。 (画像にマウスを乗せれば店内が見えます)

長沼町の田園レストラン「ニャンコご飯に」感動 (白石区・ど真ん中さん) (12.07)

 長沼町には地元産の食材にこだわったレストランがいくつかあります。そのうちの1軒、田園レストラン「里日和」に行ってみました。カーナビに場所を設定しすると、広域農道を通る最短距離を案内されているようです。ところが目的地に着いてみると、周りは畑一色。さきほどカマボコ倉庫の農家がみえたけれど、あれはどう見てもレストランではない。
 店に電話してみると、ご主人?は国道274号からの道順にこだわった説明。仕方ないので一旦274号に出てみることにしてUターンすると、店からコールバック。「いま車が切り返すのが見えました。逆方向に戻って下さい」との案内。その通りすると,間もなく建物が見えた。
 店は田園の中に落ち着いた焦げ茶色の一軒家。店内は60席ほど、梁を巡らせた天井が高く,大きな窓から周りの風景が見渡せ、都会には絶対にない風情。
 「野菜ジュース+野菜のパレット(温野菜の盛り合わせ)+料理+デザート+ドリンク」のランチセットがお奨めのようなので、「玄米とチキンスープ」セットをチョイス。これで1650円は割安感があります。
 この「玄米とチキンスープ」は楽しい選択でした。綺麗に野菜をあしらっているのですが、玄米、麦、豆類の「おじや」というか「和風リゾット」というか、まあそんな内容です。チキンの味がスープに利いています。ふと気がつくと、隠し味に味噌を使っているような気がします。これはなにか昔懐かしい味。そう、冷めた麦ご飯に鰹節をまぶし、味噌汁をぶっかけた「ニャンコご飯」。そう思ってしまうと、どんどんネコ飯の想い出が蘇ります。(あくまで個人の感想です)
 ここまで来てパスタやハンバーグなど普通のものでは面白くない、という私のへそ曲がり根性は、ネコ飯の時代から培われたものだと、改めて自覚しました。
場所=由仁郡長沼町東7線南3号
電話=0123−82−5257
営業時間=<4月?10月> AM11:00?LO・PM3:00、閉店PM4:00 <11月?3月> AM11:30?ラストオーダーPM2:00、閉店PM3:00 夜はパーティプラン予約制(4日前まで)
定休=月曜(祝日の場合翌日)

銭函の線路際に古民家のスープラカリー店発見 (北区・R&Aさん) (12.06)

 「JR銭函駅前から小樽側へ行った踏切をわたってすぐの線路沿いの小径をさらに小樽側へ入った行き詰まりに、面白いスープカリーの店を発見。ご報告致します。踏切そばに「カフェ 100メートル」という目立たない看板があり、興味を惹かれて「この小路、Uターンして引き返せるのかな」と不安に駆られながら、入っていくと、突き当たりに確かにありました。魚の形の看板に「Nami Nami」とか、「スープカリー」とか書いてありますが、店は閉まっていて、「完全電話予約制」だそうで、細い道を苦労しながら引き返してきました。あの店は何なんですか」という北区・R&Aさんからのメールと写真送付があり、「でんまが」がちょっと調べてみました。
 正式所在地は小樽市銭函1−23−35で、電話=0134−62−1097、またはご主人の野呂桂辞さんの携帯=090−2695−5639。野呂さんは夏の間「海の家」を開いており、その期間は「Nami Nami」は休業。さらに昨年10月からススキノに店を出したため、いまは完全電話予約制とのこと。それでも「2名様からお気軽にご連絡を下さい」とのこと。古い住宅を利用した「隠れ家」的な店のようです。
 メニューはスープカリー各種で、お値段は800円から1100までとお手頃。チキン、オクラ、納豆などすべての食材を使った「スペシャル」(1100円)がお勧めとのこと。その時によって使う豆が違う「気まぐれコーヒー」は450円。
  R&Aさんの写真では、内部に2階階段も見えるのですが、店内はカウンターとテーブルで10席程度とのこと。駐車場はないそうなので、車の場合は踏切近くの小路に邪魔にならないように駐車するとよさそうです。  

中山峠でみんな頑張っているようです (12.05)

 道路の土砂崩れで通行とめになっていた国道230号線が全面開通したというので、物好きにも中山峠の「あげいも」を食べに行って来ました。1階で買って、飲み物は、と自販機を見ると、勘違いかもしれません「あげいも」のそばにあるのは20円ほど高いような気がして、売店側に移動すると普通の値段。2階休憩スペースへ上がると、ここは窓が広くて、なかなかの眺めです。
 さらに通路を通って美術館に移動。途中の廊下壁面には土砂崩れ復旧工事について写真パネルでていねいに説明してあります。そう言えば、この道の駅入り口でアンケート調査をやっていて、どこから来たか聞かれたので、「札幌」と答えると、それで終わり。何とも簡単で唖然。まあ、札幌市や開発局が一生懸命頑張っているようでした。
 帰りに、ふと気がついたのですが、峠の大きな看板に「あげいもだけじゃない中山峠」と書いてあるんですね。「いろいろ新名物」として、「そば」と「おにぎり」の絵(あまり綺麗じゃない」が描かれています。「あげいも」以外にもいろいろあります、と言いたいのでしょう。それにしても「いろいろ新名物」が「そば」と「おにぎり」かよ、と突っ込みたくなり、笑えます。これは、喜茂別町が頑張っているのでしょうか。

セイコーマートに「ほっと ひといき パーキング」 (「でんまが」編集部)(11.10)

 車の運転中に疲れや眠気を感じたら、駐車して休むことが基本ですね。運転免許取得時や更新時の講習で必ず教えられているはずです。居眠りしやすい路線があるり、このほどそんな沿線のセイコーマートの駐車場が「ほっと ひといき パーキング」のネーミングで休憩施設を運用開始。買い物をしなくても自由に休んで下さい、と呼びかけています。
 北海道の交通死亡事故は正面衝突、車両単独事故が多いのが特徴だそう。原因は脇見、漫然運転、ハンドル操作の誤りなど。そのほかに居眠り運転による事故も多く、2007年から09年までの3年間で124人、昨年1年では27人が居眠り運転による事故で死亡しています。加害者になる危険性もあり、残された被害者・加害者の家族の悲しみ、困惑を胸に命じていなければなりません。
 居眠り防止のためには,運転中に眠気を感じたドライバーが気軽に休憩できる、安全で安心な駐車場施設の整備も重要ですね。道警はトラックドライバーなど510人を対象に昨年実施したアンケート調査や、過去3年間(07〜09年)の居眠りによる死亡事故発生場所などに基づいて「居眠り事故防止対策重点路線」を選定しています。
 その沿線で営業しているコンビニエンスストアの駐車場を休憩施設として提供してくれるよう呼びかけところ、このほどセイコーマートの協力で以下の3店舗が指定されました。
■滝川滝の川店(滝川市滝の川東4丁目14−12) 国道12号
■八雲東雲店(二海群八雲町東雲4番地14) 国道5号
■日高店(沙流郡日高町新町2丁目) 国道274号
 駐車場を「ほっと ひといき パーキング」と名づけ、10月17日(月)から運用開始です。買い物をしなくても、遠慮なく自由に車を駐めて休むことができます。この「ほっと ひといき パーキング」を道民に広く知ってもらい、ほかの場所でも運転中に疲れたり眠くなったら安全な場所で休憩することで事故を防止し、交通死亡事故の減少を図るのが趣旨ということです。「ほっと ひといき」−−これもドライブの基本だと心得ましょう。

夕張市長さん、ちょっとだけ文句あります  (匿名さんから)

 10月9日、久しぶりに夕張市に行ったのですが、この町は財政が大変で、東京都職員だった若い市長さんが頑張っているので、少しはお金を落としていこう、ということに。滝の上公園でキノコ味噌汁を賞味、道の駅・夕張メロード(といっても実体は地元住民向けミニスーパー)で買い物をしたり、さらに行くと「幸福の黄色いハンカチ」の看板あり。フンフンと思ってその方向へいくと、閉鎖したユーパロの湯で行き止まり。少し引き返して山側へ向かう道にはいると目的物あり。(道の入り口に分かりやすい標識出しておいてね)
 正式には「幸福の黄色いハンカチ想い出広場」というんだそうで、入場料は大人500円。(結構高いわ) 山田洋二監督の1977年作品だから、もう34年にもなるんですね。記憶が曖昧だけど、失恋男の武田鉄矢が赤いファミリアで北海道ドライブにきて桃井かおりをナンパ。一緒にドライブしていると網走刑務所を出た高倉健にで出会い、3人旅でいろいろあって、健さんの妻の倍賞千恵子が待つ夕張に行くと、待っている印の奇黄色いハンカチがはためいていた、めでたし、みたいな話だと思います。(いい加減だけど)
 小屋の中に幸福を祈る黄色い紙切れがべたべたと貼り付けられて、世の中不幸な人が多いんだ、と思わせられます。それにしても、紙切れがどんどん増えて、壁も天井も真っ黄色の洞窟状態。すごいことになってました。(写真添付しました)
 そこから石炭の歴史村、メロン城を通り抜け、万字、岩見沢経由で札幌に帰るつもりだったら、前の車がメロン城の先で止まってUターンする感じ。怪訝に思いながらかなり進むと「この先通行止め」の看板。まさか、と思って行ってみると、やっぱりもろストップ。それならそうと、もっと早く標識出してくれ。ガソリン無駄にしたけど、このお金は夕張には落ちないんだからね。市長さんにもの申します。夕張は、イマイチ、サービス精神ダメです。

ワンワンワンワンワンワンワンワンな話題です  (でんまが編集部)

 石狩市厚田区嶺泊の国道沿い山側に「UFO」と書いた看板があります。細い山道をどんどん入って、舗装が途切れてさらに進みます。すると「わんちゃん差し上げます」の看板があり、ワンワンワンワンワンワンと何とも賑やかな鳴き声。
 実はここが「わんわん救助隊」の基地。沢山のおりや塀の中にワンワンワンワンワンワン…。代表の今稔さんの話では、最大時には180匹を収容、現在は約130匹。他に勝手に住み着いた野良が数匹。いろいろな事情で買い主が手放したのを引き取って面倒をみているとのこと。なかにはそっと置いて行く人もいるとか。現在数だけで目一杯なのでそれは非常に困るそうです。基地の中には私設の飛行場もあり、何とも不思議な場所です。
 ワンちゃんたちは雄雌別々に管理され、一部は不妊手術をしたり、いじめられる犬は別に隔離したりして、里親やもらい手が現れるのを待っているそうですが、なかなかうまくいっていないよう。そのため今さんは,世話に忙殺される毎日。パンの残り、ドッグフードを寄贈されたのや、養鶏場の残り肉などを安く購入して与えているとのこと。
 ここでは時折「ワンちゃんお散歩・写真撮影会」などのイベントを開催していて、今年(2010年)10月2日も開催予定だったのですが、天気予報で9日に延期。来年は5月、8月、10月の第ワン(1)日曜に開催予定とのこと。
 今代表はかつてススキノの大型キャバレーで支配人をしていたという人物のよう。しかし、ワンちゃんの世話の取り憑かれた結果、以前はJAFの委託業務をしていたのが「犬を沢山飼っている怪しい人」と誤解されて解約。生活も大変だとか。ラジオカロスサッポロの第1・3金曜夕方5時〜6時の「山口孝司のリアルミニッツ」にパーソナリティーとして生出演、志ある人からの寄付を呼びかけています。メールはspace7galaxyufodog23077@ezweb.ne.jp

居たっ! 高速道路に赤いきつねと緑のたぬき  (中央区・YRさんより)

 高速の滝川ICから高速に入って札幌に向かうと、間もなくあるのが写真の標識です。北海道の高速道路にはあちこちに「動物に注意」という標識があります。絵柄はシカ、キツネ、ウサギなどが多いようです。文字はなくてただ動物の絵が描かれた物もあって、意味はすぐに分かりますね。
 ところでこの看板、見た瞬間に「赤いきつねと緑のたぬき」と思いませんか。どこかで見たような,聞いたような…。そうです、東洋水産のTVコマーシャルでよくやっているヤツですね。「まるちゃん赤いきつねと緑のたぬき」は何と、ウィキペディアにも掲載されていて、正式な商品名は「マルちゃん赤いきつねうどん」「マルちゃん緑のたぬき天そば」、中身はカップうどんと、カップそばであります。
 この看板を見て写真と撮ろうとしたところカメラが間に合わず、美唄砂川ICで一旦高速を降り、また入って引き返すと間もなく、これとほとんど同じ図柄で色がついていない看板もありました。で、滝川でまた引き返して撮り直したのがこの写真であります。

(標識を制作した人はもしかすると「マルちゃん赤いきつね…」を意識してこんなデザインにしたのかどうか、「でんまが」がNEXCO東日本北海道支社広報課に問い合わせたところ、「標識の図柄は地域に合わせて設置しています。古いことなので、制作担当者がどんな意図でこの標識をつくったのか不明」とのことでした。広報担当の方、くだらない質問で失礼しました。)

アルテピアッツァ美唄の「Caffe arte」 (でんまが取材班)

  お盆中、美唄まで行くのに岩見沢までの高速の有料区間をケチって下道を走り、無料区間になる岩見沢から美唄まで比較的車が多いなと思いながらスイスイ走ったつもりだったのですが、なんとこれが大正解。岩見沢までがすごい渋滞だったのですね。
  というわけで、久しぶりにアルテピアッツァ美唄を訪ねました。旧炭鉱住宅街の小学校跡を整備して、地元出身の彫刻家・安田侃の作品40点ほどを展示してあります。校舎2階部分(1階は幼稚園)と、別棟の体育館、周囲の庭や林の中が展示場で、全体が緑に囲まれ、実にいい雰囲気です。
 絵葉書を購入すると、係の人が「向こうの方に喫茶があります」と説明してくれたので、行ってみると「Caffe arte」がなかなか趣きのある建物で、内装もしゃれています。天井の骨組みは古い材料を再利用したとのことで、この施設は比較的最近できたようです。で、しばし窓際の席でボケーッと外を眺めることに。ここには時々野生のエゾリスが現れることもあるそう。芝生の向こう、木立の手前には安田侃作品が見えます。写真のアイスコーヒーは600円。コーヒーなどドリンクが大体500円、手作りケーキのガトーショコラ250円、バウンドケーキ180円、日替わりケーキ180円、ポコポコぱん70−80円、冬季限定らしいですがだんご汁+ドリンクセット1000円などもあります。
 通りがかりに立ち寄る、という場所ではありませんが、天皇陛下も訪れたほどの大変有名な場所ですし、喫茶は別にして、入管は無料なので訪ねてみると話のタネになりますよ。近くには2本の赤い矢倉が立っている三菱美唄炭鉱跡などもあります。
(写真にマウスを乗せると店内の画像が見えます)
■場所=美唄市落合町栄町
  電話=0126−63−1010
  定休=火曜、祝日の翌日(日曜は除く)、年末年始 営業時間=10−17時

「家具工房 旅する木」と「カフェ工房 そよ風とつむじ風」 (でんまが取材班)

 当別町の田舎の廃校跡に喫茶店がありました。「カフェ工房そよ風とつむじ風」という名前、場所は当別町東浦の東浦小学校の廃校跡です。特にメーンストリート面しているわけでもなく、普通ならちょっと通りすがりに目に入る、という場所ではありません。
 それには理由があって、08年から当別町内で家具工房を開設していた須田修司さんが、2年前に廃校になった同校舎で「家具工房 旅する木」を開き、そして今年4月に玄関を入った正面の旧・職員室に奥さんとともに喫茶店を開いた。というわけで黒板には廃校時の08年3月の予定表がそのまま。
 木目を生かした椅子やテーブルはもちろん須田さんの手作り。窓ぎわに長いテーブルがあって、これがまた曰くがある。校庭にあったハルニレの古木が倒れないように伐採されたのをもらって蘇えらせたのだそう。もう一本の古い木は中が空洞になっていて、伐採したときには、住み着いていたアライグマが逃げ出していったとか。
 アイスコーヒー(400円)を注文すると、ビートのシロップと豆乳がついてきました。メニューを見ると、熱によるコーヒーの酸化防止のため水出ししてあるそう。コーヒーも東ティモールのある村で有機栽培したフェアトレード産品だったり、ノンカフェインのマヤナッツコーヒーもあります。この日の手作りお菓子ははアップルパイ(600円)イチゴのショートケーキ(600円)、アズキと抹茶のケーキ(500円)など。道産小麦を使い乳製品、卵、白砂糖を使わないのが主義主張だそう。
 独自のポリシーで楽しそうにやっている感じに好感が持てます。家具はネット販売もしていますが、喫茶店はそれほど繁盛とはいかないようです。なので、ここで「でんまが」読者にお勧め致します。
■場所=当別町東裏2796−1 旧東裏小学校
 電話=0133−25−5555

「キムンドの滝」(壮瞥町)に侵入…  (でんまが取材班)

 新聞にの「キムンドの滝」(壮瞥町)が紹介されていたので、ドライブしてきました。中山峠を越え、留寿都村を過ぎて洞爺湖町に入り旧・洞爺村方向へ左折、突き当たりを左折して、湖に沿って壮瞥町に入った間もなく「キムンドの滝」の案内標識があり、それにしたがって山側へ左折します。その突き当たりが滝のエリアで、あとは歩きます。といっても滝まで350メートルほど。鉄パイプを組み板を敷いた歩きやすい遊歩道が整備されています。
 ところが「クマに注意」と「崖崩れの恐れがあるので当分の間禁止」の看板です。新聞にはそんなこと書いてなかった。ここまで着て引き返せるか! と柵の脇から侵入。クマよけの鈴やラジオもないので、木道を派手にドタバタと足音を立てます。滝見道は緑いっぱい、で水音がさわやか。気分上々にしてくれます。
 ちなみに滝名の由来は、源義経が北海道に逃げ込み、さらに満州行きを目指し、文治5年10月に現地事状を聞くためアイヌの酋長・キムンドに面会を求め、ここにあった洞穴に滞在したものの面会を断られて立ち去り、その後日高の酋長オキクルミカムイに事情を聞いて渡満した、という伝説によるそう。
 といっても「進入禁止」なので、お奨めはできません。よい子は真似をしないように。この写真をご覧下さい。

岩見沢PAにこんな張り紙が…  (東区・Yさんから)

 男女別々になっている場合、女性用のトイレに男性が入るれば、何とか罪が適用され、下手をすると警察沙汰になります。よほどのバカ男でも白昼堂々と女性用トイレに侵入することはないでしょう。
 ところが、女性が堂々と男子トイレに侵入することは意外とあるようです。正確には「女性」と言えるかどうか疑問で、当人たちも「私たち女でないから気にしないで」などと、たわけたことを言います。つまり「オバサン」という種族です。女性用トイレが満員だと、平気で集団で男性用へ殴り込みをかけます。
 しかし、これだって男にとっては非常に迷惑で腹立たしい行為ですね。「警察は女だって取り締まれよ!」と言いたくなります。
  高速岩見沢PAの男性用トイレ入り口にこんな張り紙がありました。「お願い 女性のお客様の男性用トイレのご使用はご遠慮願います」というもので、ちなみに女性用入り口に「男性禁止」の張り紙はありません。男はそんな無様なことはしませんから。それにしても「ご遠慮願います」であって、「絶対禁止」ではないのが気に入りません。

小樽市・銭函のレトロな茶処  (「でんまが」取材班)

 札幌から小樽市銭函に入って国道5号沿いの右側、銭函駅に行く踏切に向かってちょっと行った右側、ログハウスのトベックスの手前に駐車場があります。湿地にかかる木道を渡ると、和風の建物が「葦笛洞」です。ちょっと凝った名前は、この家を建てた高崎衛門という粋人が,自宅の回りに群生する葦と蒸気機関車の汽笛から命名し,生涯愛して暮らしたのだそう。
 春はエゾノリュウキンカ、ミズバショウなどが咲き、季節の小鳥がさえずり、池には鴨などがやってきます。この古民家を改装したのが「昭和の茶処・葦笛洞」で、テレビなどでも紹介されたようです。
 店内は元々いくつかの部屋だったのを開放した造りで、レトロな雰囲気。ただ多少やり過ぎで無秩序、手入れが届いていない感は否めないでしょう。「懐かしき昭和の良き想いに浸りながら飲む極上の一杯はこだわりのコーヒー」が売り物のようですが、自家焙煎のコーヒーは、まあ普通。
 筆者としては軽食セットがお奨めです。パングラタンはエビとコーン、アサリとベーコン、チキンとシメジの3種でサラダ、ドリンクとのセットは980円。モッフル(モチをワッフル風に焼いてある)はチーズとハンバーグ、オニオンとベーコン、エビとコーン、クリとアズキの4種類から2つを選ぶ。セットは950円。そしてスコーンはレーズンとヨーグルトを入れて焼き上げてあり、2個380円、セットは800円。
 銭函界隈には喫茶、レストランなど、ちょっと特徴のある店がいくつかあり、ぶらぶら歩きも楽しそうです。
(小樽市銭函2丁目30−7 電話=0134−62−2771 始業時間=午前10時〜夏・午後9時、冬・午後6時 定休=毎週水曜、第2・第4木曜)

赤井川の「おつけもの食堂」,感激でした。 (石狩市・Kさんからメール)

  「赤井川村おつけもの食堂」に行ってきました。前にも行ってみたのですが、営業時間外でそばの売店2,3点買ってみたのが非常に美味しかった記憶があります。なので、今回初めてあの有名な「おつけものバイキング」にありつけました。
 場所は札幌からキロロ経由で赤井川村中心部に入るちょっと手前の右側。赤井川村赤井川115−3で,赤井川村役場から徒歩10分とのことです。
 この店の新見愛子さんは北海道知事登録の「お漬け物名人」だそうで,道産素材を使って安全で美味しい漬け物を提供することで結構有名です。ご飯、味噌汁、納豆に、漬け物は食べ放題のバイキングになっていて,お値段は420円。値段も魅力ですが、漬け物は大根、人参、ゴボウ、ビーマン、タマネギ、トウモロコシ、メロン等々、いつも20酒類近くあります。ブロッコリーの漬け物なんて、生まれて初めてです。タマネギをワインとハスカップでつけたのも珍しく、メロンの味噌漬けもなかなかの美味で、感激しました、久しぶりにおいしいものを頂いた気持ちです。みんなにお奨めします。
 営業は4月29〜11月3日まで隣っているので、今年の営業はあとわずかです。営業時間11時〜15時、月曜定休だそう。
(編集部より 投稿ありがとうございました。Kさんのご希望どおり、画像にマウスを当てれば内部が見えるようにしました。)

厚田の「石釜 Ripple」は石狩市最高のスポット (石狩市・Kさんからメール)

 石狩市厚田の「石釜パン RIPPLE」へ行ってみました。これまで通りがかりに気になって覗いてみたことはあるのですが平日休業だったり、土日祝日でも営業終了だったりで、今回が初めてです。札幌から向かうと望来集落の手前を左(日本海側)に曲がった丘の上の左手にあります。
  土日祝日の営業で、石釜パンは午前10時焼き上がり、売り切れ次第終了。石釜ピザは11時30分から午後3時頃まで(生地がなくなり次第終了)、Cafeは午後2時から夕陽のころまでの営業だそうです。あまり商売っけがなさそうで、夫婦2人で半年かけて手づりくした石釜で手作りのパンを焼いているとのこと。
 着いたのが午後2時少し前でパンのコーナーに残っていたのはクロワッサン2個のみ。「ピザ」の時間とのことで、アンチョビのピザとドリンクはコーヒーのセット(1400円)を注文。ピザは道産小麦を使い、バジル、ベーコンは自家製とのこと。薄めのぱりっとしたスッキリ味でした。コーヒーも都会っぽい味です。
 店内は5テーブルの12席で、窓の向こうに海が見える絶好の場所です。テラスに出ることもできます。内装も洒落ていて、夕陽の時間にゆっくりしていたいと思いました。いまや石狩市内で最もお奨めのスポットです。 (携帯で撮った写真貼付します)

小樽・塩谷の「北ホテル」さん、ご免なさい (手稲区・Sさんからメール)

「近郊ドライブ」の欄に投稿します。
 6月のある日、主人と余市に用事があってその帰り道、午後2時頃小樽市塩谷の「小樽迎賓館」(正確な名前は分かりません…)というホテルのレストランに寄りました。以前にテレビドラマの火曜サスペンスで「北ホテル」として登場したそうで、いまも「北ホテル」の看板が出ています。
 2人でシーフードピザ1つと、私はホットコーヒー、主人はアイスコーヒーを注文したのですが、先に飲み物だけ出てきて「ちょっとタイミングが悪いな」と思っていたら、主人は「な、アイスコーヒーの方が正解だろう」と言います。コーヒー党の主人が店の雰囲気からホットは期待できない、と判断したのだそう。
 ついで出てきたピザは、どうも注文したシーフードでなくてミックスピザ。魚介類のトッピングがありません。私が「従業員に言ってくる」というと、主人は「これでいいから、止めとけ、止めとけ」と言いますが、そこは50代主婦の私としては見過ごせません。お店の女性(私と同年代)に確認すると、やはりこれはミックスピザでした。ちなみに正確な記憶ではありませんがミックスは900円、シーフードは1000円だったと思います。主人は食べる前に携帯で証拠写真を撮っていました。 「ミックスでいいです」と了解して食べました。たぶん業務用をレンジでチンしただけの品なので、味はそれなりです。テーブルの上にアンケート用紙があって、それを見ながら主人は「従業員の接客、愛想なし」などと言っています。
 ところが、私がトイレに立った間に従業員の女性が別なミックスピザを持ってきて、「間違って済みませんでした。どうぞこれを召し上がってください」と言うことになっていました。それまでの無愛想な表情とは打って変わって、地元の素朴な人の好いオバサンです。私たちは「そんな気遣いしてもらわなくても。もうミックス食べてしまったし。悪いから」と断ったのですが、最終的には包んでくれてお持ち帰り、となりました。代金もミックス分で、それも「シーフードの分をお払いします」と言っても受け取ってくれません。
 結局、「ごめんなさい。また来ます」と言って帰りました。主人は「俺たちは悪質な客だよ。注文間違いに難癖つけて、高い方のピザをせしめてしまった」と言います。ちょっと複雑な気持ちです。それにしても「最初は無愛想だと思ったけど、素朴なだけで、中身は人の好いオバサンだったんだよ」と、主人はコロリと態度が変わっています。
  皆さん、飲み物も食べ物もおいしいですから、近くへおいでの際は「北ホテル」へ行ってみてください。すぐ目の前が海で、ウミウが潜って魚取りをしているのが見えたりして、いいところですよ。(私も態度を変えます!)

なんとなく文句を言いたいレストラン (東区・Yさんからメール)

 倶知安に所用があって出かけた帰り、赤井川ー小樽経由で札幌に戻ってきたのですが、途中トイレに寄りたくてキロロの近くにレストランがあったのを思いだし、コーヒーでも飲んで一休みすることに。
 レストランの前に「トイレだけのご利用お断りします」の張り紙があり「なんかケチな店だな」と思ってしまいました。中に入ると、こちらが1人だったため狭い2人用のテーブルに案内された。その場所というのは店のすみのゴチャゴチャ物を置いている冴えない場所。午後3時頃だったので、4人席が全部満席になるはずもなく、またまた不快感。こういうやり方の店が結構多いですね。
 肝心のトイレはというと、店の奥の方にあるのでトイレだけ借用という客が本当にいるのかどうか、いたとしてもごく少数のはずで、わざわざ張り紙で拒絶するほどのことではないと思える。特別なことはなく普通の水洗トイレ。
 そこにまた張り紙があって「トイレの蓋の開閉は静かに締めてください ○○店主」と下手な字。もう少しましな文句が考えられないものか。第一、店名に含まれる「リバー」が「リバ」になっていて「自分の店の名前くらいきちんとかけよ!!」とダメ出ししたくなった。コーヒーの味もダメでした。

「悲別」で頑張る人達がいました (住所・名前不詳の読者さんから)

 9月20日ごろ歌志内市のはずれにある「悲別ロマン座」(右の写真)を通りかかると、廃墟のはずが何やら人の気配です。物好きに中を覗いてみると、改装して開館していました。藤田哲雄さんという人がボランティアで維持管理しているそうで、記念品販売、展示コーナーや喫茶コーナーも。
 ここは元々は住友上歌志内砿の厚生施設としてあった映画館跡で、よく見ると建物の入り口側とステージ側が残り、中間が解体されて青天井という造り。倉本総さんが目をつけてドラマの舞台として再生させたのが1984年だそうで、その後保存会が87年から2001年まで開放していたものの、また閉鎖されていた、という歴史がある。
 展示コーナーではパソコンで倉本聰さんの「昨日、悲別で」のDVDを再生していました。実はどんなストーリーか知らなくて、時間があれば見たかった気もします。  どう見ても「営業的」には難しそうで、ぜひ頑張って運営を続けてもらいたいものです。
 午前10時から午後5時まで開館で、月、火曜日はお休み。冬季は閉鎖とのこと。 ついでに「悲別」つながりで隣町の上砂川の「悲別駅」(旧上砂川駅をドラマで使用)の写真も撮ってきました。
(編集部より  メールと写真ありがとうございました。写真にマウスを乗せると「悲別駅」が見えます)

森の中のレストラン、気に入りました  (厚別区・愛妻家)

 千歳市の外れにあるレストランを紹介します。長沼の道の駅「マオイの丘公園」から国道337を千歳に入って間もなくの泉郷というところの道路沿いにある「レストラン・アンサンブル」です。別棟で「カフェ・ハーモニー」もあって、パンやグッズも販売しています。
 実は、近くのゴルフ場に行く時に気になる看板だったので、たまに女房にゴマすりを兼ねて行ってみました。休日のランチタイムは家族連れなどで結構混んでいて、カフェの売店で時間潰しをしながら少し時間待ちする状態でした。
 ランチメニューは2種類のみと分かりやすく、お値段のやすい方(2100円)をオーダー。魚介類の味を利かせた冷製スープが秀逸。メーンディッシュは肉か魚を選択、ビーフの赤ワイン煮が地元の野菜をタップリ添えてあってよかったです。さらにデザートと珈琲つきなので、内容にもボリュームにも満足できました。
 野外の大きな薪の釜でパンを焼いているのが珍しかったです。周囲は緑一杯の森で、空気も美味しかった。ここはお奨めです。 (携帯写真メールに添付しました)

定山渓の素敵な喫茶店紹介します (「でんまが」取材班)

 
  この店、正式な所在地は札幌市南区定山渓567−36なのだそうですが、そう言われても分かりませんね。札幌市街から行くとトンネルを抜けて国際スキー場・朝里峠方面へ一本道、定山渓ダム入り口を少し過ぎた道路右側に赤い入り口の建物が見つかります。
 名前はずばり「カフェ崖の上」で、本当に崖の上に立っているというより、置かれているという感じの小さな建物です。船積み用のコンテナを利用したもので、入ると右側にカウンター、その前の通路を通って、2人用の席が5つ。突き当たりが特等席という感じで緑と白井川を見下ろせますが、他の窓の見晴らしもなかなか。紅葉時の眺めも最高だと思われます。  人気メニューはケーキセット860円、コーヒーもなかなかおいしかったです。器は益子焼きの感じのいい物を使っていて、展示販売もしているようです。
 結構現代的な内装ですが、落ち着ける雰囲気がなかなか。通りがかりというより、ここを目指すお客さんも少なくないようです。冬季間はお休みで、朝10時30分から午後6時までの営業、月曜定休だそうです。

立ち入り禁止の望来ダムに侵入(2) (石狩市花川の住人K)

 拝啓 でんまがさま。
7月2日の日曜日に、札幌霊園へお参りに行って来たのですが、でんまがの「近郊ドライブ」のページに掲載されていた望来ダムのことを思い出して、物好きにも行って見ました。確かに「立ち入り禁止」の札があって、チェーンがかかっていましたね。当然それを無視して侵入。
 敷地内には色々な表示や案内版があって、当然一般の人が見るために設置してあるわけです。ここを封鎖しているのは管理する石狩市役所の怠慢と言えますね。ただし、堤防に設置している木製の防護柵の一部が老朽化して壊れていたりして、まあ、役所としてはここへ市民が行って万一事故にでもなれば責任がが問われるのは困るでしょう。
 それにしても、結構いい眺めで市民に開放しないのはもったいないかも、です。 (写真を送ります)
(編集部より 石狩のKさん、メールありがとうございました。添付して頂いた写真の中から一番きれいなのを掲載します。春先に比べるとかなり水量が減っているのが分かり、興味深く拝見しました。)

立ち入り禁止の望来ダムに侵入 (でんまが編集スタッフA)

 4月23日(日)に石狩市厚田区の「望来ダム」を訪ねた。といっても、実はここは立ち入り禁止と聞いていたので、コソッと侵入することが前提。
 ところが、近くまで行くとパトカーがウロチョロしていて、ちょっと気が引けたのですが、まあ初期の目的を達成しました。しかしこのダム、そう大きくはないにしても、ちゃんと見学者向けの案内表示などが設置されていて、なのに何で立ち入り禁止なのか、これは管理が面倒だというのが理由で、行政の怠慢ではないか、などと思った次第。
 帰り道に、まだパトカーがいて、こんな田舎で何をしているのかと思っていたら、次の日のニュースでその辺りでお年寄りが山菜取りに行って行方不明になり、結局遺体で発見されたという話でした。

小樽交通記念館 

 小樽市在住・小川さんより「退職して早いもので63歳過ぎました。アツトいうまに70歳ですね、、、(^。^)。」というメールに、小樽交通記念館の写真を貼付してくれました。ここに掲載させて頂きます。小川さん、有り難うございました。
 なお、小樽交通記念館は小樽市手宮1丁目3番6号、開館=午前9時ー午後6時 入館料(個人)=大人940円、子供470円だそうです。

「厚田最中」は正真正銘自家製でしたよ (北区・T−Eさんより)

 厚田村の宮崎菓子店が最近テレビや雑誌に出て、有名になっているみたいです。かなりお齢のおじさん・おばさんが昔からやっている古い店で、名物「厚田最中」を製造販売しています。  私の友達は「製造といったって、最中の皮とあんこを別々に仕入れて、ぺたんと挟んでいるだけでしょ」と言いますが、私は「あんこも自前でつくっている」と大論争になりました。「では行って確かめよう」というわけで、おじさん本人に会ってきましたよ。
 行ってみると、店の左半分が食道、右半分がお菓子屋さんなんですが、営業中の札が出ているのに、ガラス戸にはカーテンが引いてあった。ちょっと不安だったのですが、戸が開いたので勝手に入ってワイワイ騒いでいると、やがておじさんが出てきました。裏の方で仕事をしていたのだそうです。おばさんは、最近近くの売店を担当しているので、店はおじさん一人だとか。不用心みたい。
 結論として、あんこは自前だそうです。シシャモ型の黒あん入りと、シャコ型の白あん入りがあるのですが、「白あんを絞るのが力が要って最近は大変だ」とか言っていました。 「このごろテレビなんかで紹介されたのはいいんだけれど、お陰で税務署に目をつけられて大変。最中が1個何グラムとか、ラーメンは1玉いくらで仕入れているとか、ほんと、細かいことをチェックされて…」ぶつくさ、文句言ってましたね。 でも、最後に「話し聞いてくれたから、これおまけ」と最中1個多く袋に入れてくれました。 (04.06.13)
(編集部より  T−Eさんは動画を添付してくれました。有り難うございました)

東京にしかないんでしょう?? (中央区・匿名のドライバーさん)

 滝川からの帰り道、美唄でラーメン屋を見つけで寄ってみました。開拓なんとかいう、札幌や旭川にもチェーン店がある店で、私が塩ラーメン、同僚がミソラーメンを食べたのですが、なかなかうまいと思いました。 チャーシューが特大で、すごく軟らかいのが特徴的です。
  ところで、その特性チャーシューを店で販売しているのですが、壁に貼られたポップによると「札幌」とネーミングされた3000円の品には「東京の高級スーパーでしか販売していない」とキャッチコピーが書かれています。
  これ、何か笑えると思いませんか。じゃあ、なんでここで売られてるの−−?

小樽金融資料館(旧日本銀行)で疑問発見 (北区・林田さん)

 小樽の旧・日本銀行小樽支店の建物が「金融資料館」として一般 公開されています。ブラッと見に行ったところ、内部は旧支店長室や、事務室、物々しい扉がついた金庫などが、それぞれ展示スペースに改装されていて、ビデオやガイドの案内で日本銀行を中心に金融の仕組みが素人にも分かりやすく説明されています。
 ところで、写真(別途送りました)のように、小樽のかつてのウォール街の地図が展示されており、こんなに色々な銀行が軒を連ねていた、と言う様子が分かります。
  ですが、その地図の中で旧・手宮線の色内駅が「いなろい」と表示されているのですが、むかしは「いろない」でなくて「いなろい」だったのでしょうか。わたしは、単なる間違いのような気がするのですが。

サカガミ編集部員 林田さん投稿と写真ありがとうございました。世の中、ちょっとした疑問を感じるものがいっぱいあります。みなさんからの情報を歓迎します。

ニセコの「ラム工房」気に入りました (東区・匿名さん)

 情報誌にニセコの「ラム工房」のことが出ていたので、妻を連れてブラリと出かけてきました。ニセコ駅のそばにあるはずなのですが、なかなか場所が分からなくてウロウロ、何のことはない、ニセコ大橋の真下でした。比較的最近出来たらしいレストランがあって、店内のテーブルや椅子、インテリアが手作りで、窓からは羊蹄山がクッキリと見えるすばらしい雰囲気です。
 食事は、じゃがいもパン、いもだんご汁と、私はオムレツ、妻はソイのムニエルを注文したところ、女性が「スープは結構量 がありますので、お二人で1つでいいと思います」と親切に説明してくれた。ですが、出てきたスープがおいしそうで、結局もう一つ追加してしまいました。妻は「黙って初めから2人前出せばいいのに、良心的すぎて、商売下手ね、わたしならだんごを3個くらい減らして出すわ」とのたまっていた。
 あとでネットで調べたら、そこは「メタルクラフト作家として知られる沢田正文さんのアトリエ兼ギャラリー」なんだそうで、「落ち着いた雰囲気のギャラリーには、芸術性豊かであたたかみあふれる作品が並んでいて−」とあり、本当にその通 りで、満足できました。

 
  45度に進路を取れ  (南区 K・Kさんより)
 浜益村郷土資料館のトイレに次のような張り紙がありました。 「男子一度秘蔵の逸物を以て目的を成せんが為には仮令一滴たりとも他に漏出すべからず。之真に男 子の本懐と非ざるや。よろしく君子諸子よ長且つ大であろう逸物を二度三度と扱き最後の1滴たりと も無にすることなく的確に注入すべし」 「逸物を45度に向け放水すれば他へ漏るること1滴も無からず」 「紳士なら東や西にもらすなよ 南から来る人北ながる」 
 最後のは来館者が揮毫?し ていったものらしいです。 トイレの落書きには下らないものや卑わいなものが多いようですが、これは落書きでは ななくて、一応「公式の注意書き?」らしいです。 この資料館の受付のおじさん(館長さん?)は、いつもワンパターンで掛け時計のこと を「時間だけでなく月日曜日が表示される1台しかないシロモノです」と説明してます が、このおじさんが張り紙を書いたのかも知れません。それ風の容貌をしています。

言っていることは同じでしょうが…  (北区 E・坂本さんより)
 浜益村郷土資料館のトイレの張り紙の話題に関連してですがー。 石狩の佐藤水産サーモンファクトリーの2階に「オールド・リバー」というレストランがあります。石狩市内ではトップクラスの気が利いたレストランで、時々利用しています。メニューの内容も味も、お奨めです。
  ところで、そこの男性用トイレの、立って目の前の場所に、ハガキ大の紙に絵手紙風に書いて貼ってあります。「まっすぐ正直 素直 これが一番」という文句で、タテにキュウリの絵を描いて、下の方にちょっぴり花びらが付いています。なかなかしゃれていて、思わずニヤリとさせられました。 

共和町はずれの喫茶店  (西区・OLのK子さんより)

 お友達とニセコ方面のドライブの途中、「ちょっとコーヒーを一杯飲んで一休み」と思い、岩内洞爺線沿いの協和町老古美にある「ケンブリッジ」という店に寄りました。ここは自家製チーズが有名で、雑誌などにも紹介されていたと思います。2階がティールームになっています。
 運転手の私は物を食べると眠くなるし、コーヒー一杯だけで良かったのです。なのですが、コーヒーはポット入りのが800円で、一杯だけというメニューはないんだそうです。じゃあ、私と友達と一杯ずつにして、友達は別 にチーズケーキでも頂こうかな、と言うと、カップは1つしか出してくれないそうです。もう一人の友達がソフトクリームを注文すると、「ソフトクリームは1階での販売となっています」と言うことでした。なにかしっくり来ない気持ちで、仕方なく私もコーヒーとケーキのセットを頂いたのですが、何となく店のしたたかな営業作戦にやられたような、悔しい思いがします。

鵡川のシシャモ  (中央区・A子さんより)
 シシャモの名所の鵡川町へ行くと、そこここにシシャモを販売しているところがあります。町の真ん中あたりのなんとか商店へ行った時のことです。おばちゃんが言うには「シシャモは何てったってオスの身がうまいんだよー。メスは卵に栄養が行っているから身の味はイマイチなのさ」。なるほど、そんなものかと感心して、オスを買いました。そうしたら、今度は「メスは卵が入ってるから、卵は栄養満点なんだよー」。それにもエラく感心して、メスも買ってしまった。
  ふと店の片隅を見ると、某有名デパートの包装紙に包まれ、宅急便で送り出す用意をしてあるシシャモの箱の山が目に付いた。「なーんだ、そういう仕掛けなの」と言うと、「そう、そう言うことさ。だけど、デパートで注文するより、ウチで直接買った方が手数料が掛からないだけ安いからねー」ということでした。  

すごいキャッチコピー  (厚別区 I・Tさんより)
 この写 真見て下さい。栗沢町のとある場所を通りかっかった時に発見。「でんまが」に投書するため、わざわざ撮影しておきました。(何か、景品くれえー)
「食べたくなるほどおいしい」「栗沢のイチゴは栗沢一だ」ーーすんごいキャッチコピーでないかい。 第一、おいしさが分かった時は既に食べているわけで、食べてしまってから「食べたくなる」っていうのは、ものの順序が違うと思うんだけどね。「食べたくなるような色つや」とか言えば、まあ常識的なんだけどね。
 その上、「栗沢のイチゴは栗沢一だ」とデカ字で追い討ち。「ヘヘエー、左様でごぜえますですか。存じ上げませんで、恐れ入りやした。」という感じ。「世界一だ」とか「日本一だ」などと、大きく出ていないようで、それでいて迫力満点。言ってみれば訴求力がある、見る側の脳味噌に刻み込んで強制的かつ暴力的に記憶に残す、大変優れたキャッチコピーーーかどうか、知らん。

栗沢ってイチゴのまち?  (厚別区 I・Tさんより)
 イチゴのキャッチコピーの話のついでに、今度はまあ普通の話題提供します。
あの辺りは、栗山とか、栗沢、栗丘など、地名に「栗」の字が付いているじゃないですか。多分、昔は栗の木が多かったから、地名に取ったんでしょうか。
それで栗沢町のJR栗丘駅の近くの道路わきにぽつんと小さな喫茶店があります。前から気になっていたので、入ってみました。まあ、感じのいい店だったですよ。外のテラスも利用出来るようです。
 「栗ぜんざい」と「イモまんじゅう」が自慢らしくて、持ち帰りが出来るそうです。コーヒーの味もまずまずだった。 コーヒーカップと灰皿がちょっと洒落た感じの焼き物で、この辺りの窯元に特注したものかと思って聞いてみたら、「いえ、デパートから買ってきたものです」との返事。意外とこだわりがないんだね。ま、いいけど。あ、忘れそうになった。その店の名前が「いちご」でした。